======== Network Working Group J. Gargano Request for Comments: 1709 University of California, Davis FYI: 26 D. Wasley Category: Informational University of California, Berkeley November 1994 日本語訳: 南山大学経営学研究科における後藤の講義の宿題として、大部分を学生に翻 訳してもらい、修正したものです。コピーライトは原典に準じます。図は、 rfc1709.ps(原典の Postscript版)に含まれています。ftp.nic.ad.jp など から入手して下さい。複数の作業によるので文体の不統一等は御容赦くださ い。 (goto,kenji,miru,tomo,masa,niwa,hama,ryo,shiba,mick,noriko,sakaki @iq.nanzan-u.ac.jp) April 1995. K-12 Internetworking Guidelines K-12 インターネットワーキング ガイドライン このメモの状態 このメモはインターネット社会のために情報を提供する。このメモはいかな るインターネット標準を示すものではない。このメモの配布範囲は制限しな い。 I. 始めに K-12の教育的問題と技術を利用する計画に関わる多くの組織が教育システム 全体でのデータ通信の価値を認知している。州がスポンサーとなって作成し たカリフォルニア教育委員会の「情報技術の戦略的計画」といった文書で は、学習と教育的管理のサポートのための、音声、映像そしてデータネット ワークの計画を勧めている。しかしそれは特定の技術の方向性を示すもので はない。 インターネットを構築し、開発の早い時期から接続した機関は、先端技術を 計画し実現するための専従技術スタッフを持つことにより、技術を早く採り 入れた。 K-12社会では伝統的に電気通信の計画が可能なこのレベルのス タッフがいない。この文書は溝の橋渡しと推奨できる技術的方向を与えるこ とを目的とし、インターネットがK-12教育おいてに果たす役割の紹介であ り、インターネットワーキングサービスとインターネットへの接続を与える キャンパスデータ通信基盤を構築するための技術的ガイドラインである。 より一般的なインターネットの紹介、アプリケーションと利用法について、 読者は以下にリストしたRFCの中で参照されている参考文献を参照して欲し い。 1392 "Internet Users' Glossary" (also FYI 18) (インターネットユーザのための用語集) 1432 "Recent Internet Books" (最近のインターネット本) 1462 "What is the Internet" (also FYI 20) (インターネットとは何か) 1463 "Introducing the Internet - A Short Bibliograpy of Introductory Internetworking on Readings for the Network Novice" (also FYI 19) (インターネットの紹介 -- 入門向け読みものの一覧) ISN Working Group [Page 1] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 II. インターネットプロトコルを使う理由 1993年、the Bank Street Collge of Education が電気通信を活発に使用し ている550人の教育者に対してアンケート調査を行なった。 (Honey, Margaret, Henriquez, Andres, "Telecommunications and K-12 Educators: Findings from a National Survey," Bank Street College of Education, New York, NY, 1993.) この調査ではK-12教育において電気通信の技術が広 く色々に使われていることが見られた。インターネットの利用法について彼 らが見つけたことを以下に要約する。 「これらの教育者の半分弱の人がインターネットにアクセスしている。それ らのインターネットのアクセスのほとんどは大学のコンピュータまたは教育 的サービスによって与えられている。」 「インターネットサービスは学生の学習活動のほとんど2倍,プロフェッ ショナルな活動に使われている。」 「電子メイルを送ることは最も一般的なインターネットの使い方で、それに 続いてニュース,電子掲示板へのアクセス、そして離れたコンピュータへの アクセスである。」 以下の表は、プロフェッショナルと学生の活動をサポートする、それぞれの ネットワークアプリケーションを使用すると答えた回答者の割合を示す。 Applications Professional Student Activities Activities Electronic mail 91 79 (電子メイル) News or bulletin board 63 50 (ニュース、電子掲示版) Remote access to other 48 32 computers (他のコンピュータの遠隔利用) Database access 36 31 (データベースの使用) File transfer 34 19 (ファイル転送) インターネットの価値とその指数的成長は、そのネットワークで使われるコ ンピュータコミュニケーション技術の直接的な結果である。インターネット で用いられる同じネットワークの設計原理と通信規約(TCP/IP)は、学校区内 からキャンパス規模のネットワーク構築にまで使うことが出来る。これは高 等教育において標準的に見られる事例であり、K-12学校においても増加して いる。TCP/IPプロトコルの利点を以下に示す。 ISN Working Group [Page 2] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 偏在(どこにでもあること) TCP/IP は, すべてとはいかなくともほとんどの教育や管理の目的のために 重要であるようなコンピューティングプラットホームで利用可能である. TCP/IP は, DOS や Windows が走っている IBM 互換機とアップルマッキン トッシュのすべてのバージョンで利用可能である. TCP/IP は, すべての UNIX ベースのシステムとワークステーションとほとんどのメインフレーム 上の標準である. アプリケーション TCP/IP は, 電子メールやファイル転送や相互のリモートホストへのアクセ ス、データベースへのアクセス、ファイルの共有やネットワークでつながれ た情報資源(resource)へのアクセスなどに限らず多くのアプリケーションを 支援する. プログラミングと発達した専門知識が, 非常にさまざまな資源か ら得られる. 柔軟性 TCP/IP は, 柔軟性に富んでおり, 新しいデータ転送の要求を簡単に統合さ せることができる. TCP/IP は, 教育上や管理上のアプリケーションを同様 に良く適応させることができ, そのため, 一組のネットワーク配線や, 一つ の通信システムを教室と事務所の両方で使うことが出来る. 簡潔さ TCP/IP は, アップルマッキントッシュや PC のような簡便(low-end)な計算 機(computing platform)で走らせるのに十分簡潔である一方, 大きなミニコ ンピュータやメインフレームといったコンピューティングプラットフォーム にも十分な支援を供給している. TCP/IP は, 広く, また技術的に洗練され た環境の中で結果として生じた 20 年以上の洗練によって良いものとなった. 容量 TCP/IP は, ダイアルアップのモデムスピードからギガビットの実験的な ネットワークまで, 今日利用可能なネットワークデータ転送率のすべての範 囲の中で, ローカルエリアネットワークからワイドエリアネットワークまで を支援する. マシン間の通信はこのすべてのスピードの範囲で信頼できる。 共存 TCP/IP は, 他のネットワークアーキテクチャとうまく共存できる. すでに ネットワークを持つ事務所や教室は, おそらく TCP/IP ではない他のものを 使っているであろう. アップルマッキントッシュコンピュータのネットワー クは, 多分 Appletalk を使っているだろうし, PC のネットワークは, Novell Netware や LANManager のような共通のネットワークオペレーティ ングシステムのどれかを使っているだろう. メインフレームは, IBM の System Network Architecture (SNA) を使っているだろう. ISN Working Group [Page 3] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 これら固有のプロトコルは, どれも広大なスケールの幅広い接続を供給しな い. これを認め, 現在ネットワーク技術の供給者(vender)は, これらすべて のプロトコルが共存できるネットワーク構築のための多くの手段を提供する . マルチメディア TCP/IP のネットワークは, 遠隔会議やマルチメディアアプリケーションの 一部として, 音声や図や映像をサポートできる. (が利用できる) 互換性 何千もの商用または政府の組織と同じように, 主要な大学のすべてが主要な 通信サービスに TCP/IP を使う. Compuserve や America Online のような 商用のネットワークは, インターネットともつながっている. 多くの州の教 育局は, 学校をインターネットに接続することを州規模で主導し、多くの K-12学校区は、地元での必要に応じ接続した。 NREN 1991 年の The High Performance Computing Act と 1992 年の The Information Infrastructure and Technology Act は, 教育と調査の支援の ための, 全国的な電気通信基盤を築く基礎を与える。 The National Research and Education Network (NREN) は, Internet の技術に基づくで あろう. インターネットワーキング技術の利点は, 何千もの組織による 20 年の使用 を通して, 示されてきた. この同じ経験は, すべての大きさと技術レベルの 学校におけるK-12キャンパス規模ネットワーキングに適用できるネットワー ク設計の実証済みの技術的なモデルも与える. III. スクールネットワークのための技術的モデル すべての初等と中等学校に提供される現代的通信ネットワークのビジョンは , 多くの討論会で明確にされ, また議論されてきた。多くの学校といくつか の学校区では, この資源の重要性のそれぞれの認識に応じて、適当(ad hoc) にネットワークシステムが実現してきた。Internet School Networking (ISN) Working Group RFC のこの節では, 郡(county)の教育事務所と学区が 計画するときに、出来上がったネットワークが互いに互換で、K-12教育を豊 かにするための国全体の計画と互換になる(ネットワークを)ように手助けす るため、ネットワークの実現の標準モデルを紹介する. ISN Working Group [Page 4] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 "すべての教室へと拡張する、統合された音声、データ、映像のネットワー ク" という未来の目標は、興奮するものであるが、今日あるものからはかけ はなれているので、目標を実現するための時間と費用の投資は、ほとんどの 地区で、近い将来には集められない。我々は、国中のすべての学校とその間 に現代の通信システムを提供するために、比較的少ない費用で、即座に多く のことができると提案する。 我々の現在の目標は、高機能で、均質、そして十分に支援されたネットワー クシステムを定義することであり、そのシステムでは、すべての幼稚園から 高校、地域、郡、州全体の事務所を相互接続でき、教師や事務スタッフ (administrators) が新しいネットワークツールや、ネットワークベースの 情報資源を使い始めることができる。教育課程や他の計画を、新しい技術を の利点を完全に活かすように、対応させるには、相当の時間がかかる。現在 のネットワーク技術実現のための標準モデルの使用を通して、学校はこの過 程(process)を今始めることができる。 多くの州は、学校のための通信サービスをすでに開発した。注目に値する例 はテキサス州のもので、州全体に広がるネットワークを通して、すべての教 室から中央情報資源への端末アクセスを提供している。モデムでアクセス可 能なシステムは、多くの州で利用可能であり、ネットワーク資源とその能力 になじむことを教師に奨励している。モデムアクセスは、ある地域では今日 実際に役に立つ唯一の方法であるにも関わらず、それはいつも機能的に及び または性能的に制限されるであろう。現在と未来のバンド幅を多く使用する 情報資源アプリケーションと彼らが必要とする機能の予想から、我々は、す べての教室の計算機から National Research and Education Network(NREN) Internet (The Internetは"ネットワークのネットワーク"であり、それはよ り高度な教育機関、研究所、政府機関や急速に成長する技術や情報の提供者 に内部接続する)への直接のネットワークアクセスを提供することが必要不 可欠であると信じている。 一般的に"TCP/IP"が知られている、インターネット通信プロトコルは、すべ ての計算機が通信することを可能にする"glue"(接着剤)である。上で述べた ように、インターネットプロトコルを実現するソフトウェアはすべての現代 の計算機で利用可能である。これらのプロトコルは、電子的メッセージか ら、クライアント/サーバデータアクセスまで、大変広範囲なアプリケー ションの種類を支援する。インターネットプロトコルの使用は、出来つつあ るNational Infomation Infrastructureに対してと同様に、インターネット 上に存在する広範囲な情報や教育の資源に、ネットワーク接続されたすべて の計算機が、直接アクセスできることを保証する。 ISN Working Group [Page 5] Approach 我々が提案する実現は、現在実証されていて、費用的に効率が良い技術を用 い、最小限の付加的投資で拡張可能、最新の技術に改良可能である。このア プローチには以下の基準にそうために、注意深い、モジュール化設計 (modular design)が必要である。 1) どのような物理的な基盤開発も、技術が改良されたとき、再利用できる くらいに一般的で柔軟であるべきである。例えば、学校の事務室は今 日、簡単な端末を持っており、それは学校の建物にサービスをしている ネットワークアダプタへつながれている。後にMacintosh, DOS, Windows ベースの PCは端末と置き換えられ、ネットワークへの接続のタイプは、 適宜変更される。しかしながら、もし、始めにうまく設計されていれ ば、事務室とネットワーク"Hub"間の配線には同じものが使用できる。ワ イアリングは典型的に個々のネットワーク接続で20~40%の費用がかかる ので、これは考慮すべき重要なことである。 2) 学校や、地区事務所の既存の計算機や端末は、できるだけ通信システム の中に統合すべきである。この設置された土台は多くの場合幾分時代遅 れの設備にも関わらず、大きな投資を意味する。土台ごと置き換えるこ とは資金上の大きな負担となる。 上の結果として、ユーザインタフェースと利用できるサービスが、ネッ トワークにアクセスする装置のタイプに依存して変化するということで ある。例えばDOS PC、Macintosh computer、UNIX ワークステーション は、直接ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続され、通信ソフトウェ アで、幅広い機能を提供される。それらの機能の多くは、グラフィカル ユーザインタフェースと、クライアント/サーバ技術を使用する。 Apple-II computer 、"dumb"(ばかな)端末や、他のそのようなデバイス は知的ネットワークハブに接続され、それは、ネットワークサーバ計算 機や情報資源へのアクセスを許すが、ほとんど間違いなく直接ネット ワーク接続によって供給される機能を完全に支援するわけではない。い い換えると、これは、我々が受け入れなければならない制限である。 3) ネットワークのサーバはそれらが管理、支援できうる場所に配置され、 適したバンド幅を持つ経路でのアクセスもまた供給する。大きな学校区 では、階層的なサーバのシステムを作り、夜毎または適当な間隔で中央 システムから2次的なシステムへの共通情報の自動転送を行なうべきで ある。ローカルサーバは、各学校が、特にそのプログラムと地域社会に 関連するオンライン情報を提供することを可能にする。このモデルは ネットワークのバンド幅の利用の最適化もおこなう。 ISN Working Group [Page 6] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 4) 学校の相互接続トポロジー(リンク)は費用の面で効率がよく, また管理 しやすくなければならない. 学校, 地域事務所, 郡教育事務所, 州教育 局間の通信には, 信頼性があり, 新しいアプリケーションの開発を許せ ることはもちろん, 主要なアプリケーションをサポートするのに十分な (回線)容量がなければならない. 容量(capacity)はデータトラフィック量の合計と情報がネットワークを 介して要求される時の応答時間によって計測される. 信頼性は, ネット ワークがデータを転送できる時間の割合によって計測される. 信頼性は 99.7% を越えるべきである. 通常の平日に使われるバンド幅が容量の10% 未満となるようにすべきである。これは, 短時間の通信要求に対する応 答時間を早くするのに十分な容量を残すためである。 多くの学校はすでにある形態の通信基盤(infrastrcture)を持っている. ある場合には, この基盤はより新しい技術にも適用できる; 別の場合に は, 時間をかけて置き換えなければならない. これらの問題は, このあ とに示す, 将来の通信システム開発のためのガイドラインとして役立つ 基本的なモデルの話で詳しく述べる。 実現モデル(Implementation Model) すべての学校に当てはまるネットワークのための "青写真" はない. それぞ れの学校には, 特定の物理的な制限, 必要とする機能, 既存の技術的な基盤 , 資金制限, およびその地域でのベンダーやサポートグループとの協力の機 会があるだろう. ここで提示するものは, 学校のネットワークの実現計画に おいて助けとなる一般的なガイドラインである. 学校のネットワーク開発のさいにインターネットプロトコルを使うという戦 略決定は, 近いうちに, 新しい州規模のバックボーン基盤(statewide backbone infrastructure)構築にかかる多大な出費を回避する機会を与える . 学校, 地域事務所, 郡教育事務所, 州教育局との相互接続は, その州にあ るどのインターネットサービスプロバイダからでもインターネット通信サー ビスを取得することによって達成することができる. ("Connecting to the Internet", Susan Estrada, O'Reilly & Associates, Inc. (ISBN 1-56592-061-9) にカリフォルニア州と国家のインターネットサービスプロ バイダの一覧がある.) インターネット接続サービスが信頼性と能力の判断 基準に適合することは重要である. しかし, 任意のインターネットサービス プロバイダへの接続は, 州, 国, そして世界中にある他のすべてのインター ネット加入者への通信能力を供給する. ISN Working Group [Page 7] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 インターネット技術は大変柔軟性のあるサイト間トポロジー(intersite topology) を許すよう設計されているが, 階層的なトポロジーが技術者に とってもっとも簡単なものである. 一般的にこれは, 地域事務所, 多くの場 合にはさらに集中して郡事務所, そして最終的にはインターネットサービス プロバイダへ, 学校施設を階層的に接続することを意味する. 回線サービス と, インターネットサービスプロバイダへの一点接続とを組み合わせること で(coordination), 全体の費用が最小になり, より新しい技術を使用する機 会が増加する. 基本的な学校のネットワークの実現モデルはかなり単純なものである: それ ぞれの学校の建物, またその集まりに, ローカルエリアネットワーク(L AN) を構築する. LAN に対し少なくとも一つのネットワークサーバを供給する. LAN を地方の学校の地域事務所と相互接続する. その事務所には同じLAN が インストールされるべきであり, 中央に管理される情報源が存在するべきで ある. おそらく郡教育事務所を通じて, 地域事務所をもっとも近いインター ネットサービスプロバイダへ接続する. ネットワークのモニタリングと問題解決, ネットワークリソースサーバ管理 のための主要な技術的なサポートは, 最初に地域レベルでの不要な重複を避 けるために, 地域および郡事務所から来るべきである. 専門技術が地域レベ ルで開発されてきたら, 日常の操作と問題解決のためのより多くの責任が, それぞれの学校ごとにはたせるだろう。 特定の学校でこのモデルを実現するために, 考えられる限りのすべてのシナ リオをカバーすることは不可能である. しかし, 学校のネットワークの実現 を設計するにあたり理解すべきである, 一般的な原理を述べることは可能で ある. 以下の議論は前の段落で要約された基本モデルに一致する節 (section) で構成される. それぞれの段階を実現するのに重要な一般的な原 理の記述を含んでいる. Step 1: 学校のローカルエリアネットワークの実現 "学校" はここでは, 一つの単位として管理され, 一般的に隣接している建 物や建物の集合を意味するために使われている. この環境でのLANの実現に は, 建造物全体にネットワークを張りめぐらすためのケーブリングシステム の設置 (install), ネットワーク分散システムへの計算機と端末の接続をサ ポートするための構内の配線の設置, 中央に一台以上のネットワークサーバ マシンのインストール, (AppleTalk やNovell のIPX といったその他のプロ トコルは, プリンタの共有やローカルリソースサーバといったローカルな機 能のために必要であるとして, 学校のローカルエリアネットワーク(LAN)に サポートされるかも知れない.) そして, 学校を地方事務所に接続するため のネットワークルータと通信回線あるいは無線回線の用意が必要である. ISN Working Group [Page 8] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 今日使われているもっとも一般的な LAN は ethernet と LocalTalk である . ( IEEE 802.5 Token Ring は, 費用が高いし, さまざまな種類の計算機で 利用することができないので, 新たに取り入れることは推奨できない. ) ethernet も LocalTalk もどちらもとても安価で, インストールも維持も容 易である. ethernet は, 大抵の現代の計算機に適応でき, Sun, Hewlett-Packard, SGI のような高性能ワークステーションや Digital Equipment Corporation の計算機に組み込まれている. Local Talk は, す べての Macintosh に組み込まれていて, DOS PC にも適応できる. ethernet は Local Talk よりおよそ20 ~40倍早い. それゆえ, 可能であれば、すべ ての計算機の接続と、学校の LAN "backbone" あるいはネットワーク配線シ ステムにはethernet を推奨する。 1.1 ネットワークアダプターとソフトウェア それぞれの計算機には, ネットワークまたは通信装置と適切なソフトウェア が必要であろう. 表1は学校で一般的に利用されている計算機に適応する基 本的なものについて示す. 基本的な通信ソフトウェアは, 公共機関において 多くのパーソナルコンピュータに対して無料(in public domain)で利用する ことができる. 多くの vendor によって電子メイルや遠隔地教育, マルチメ ディアデータベースアクセスのようなアプリケーションのためのより高度な ソフトウェアが開発されている. 例えば, California Technology Project は, とても簡単にさまざまな種類の情報資源やサービスへのアクセスを可能 にするような Macintosh と DOS または Windows PC のためのソフトウェア を開発している。 学校は世の中にあるすべてのソフトウェアを見て、機能 上の要求と購入費用と保守費用から基本的な選択をすべきである。 計算機の買うところでは, 計算機のタイプの選択は, 使いたい特別なアプリ ケーションのためのソフトウェアがあるかによっておこなうべきである. 大 抵すべての現代の計算機は, この文書に記述されているネットワークに接続 できる. ISN Working Group [Page 9] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 Equipment type Network Adapter Communication Software --------------------------------------------------------------------------- Simple terminal 中心に設置された ネットワークアクセスサ "Network Access Server" ーバに組み込み Apple II, Amiga, Tandy, 非同期のシリアルポート 簡単な端末をエミュレー Commodore, 古い IBM PC (Serial asynchronous トするシリアル通信ソフ など port) トウェア 新しい IBM PC "10--base-T" ポート使用 TCP/IP "TSR" ソフトウェ ethernet アダプターカー ア ex. "FTP ソフトウェ ド "Thin-net" ポートは ア" パッケージ特別なア lab で使用 プリの追加ソフトウェア 古い Apple Macintosh PhoneNet アダプター (外 MacTCPまたは等価品と computers づけ) Shiva FastPath な telnet, ftp 例えば、 どの Local Talk と NCSA telnet 追加ソフ ethernet の共用ルータ ト、例えば電子メイルク ライアント 新しい Apple Macintosh 同上. 高性能のものには 同上 computers "10-base-T" ポート使用 ethernet アダプターカー ド "Thin-net" ポートは 研究施設で使用 Unix ワークステーション ethernet アダプターカー 基本システムで利用可 特 ド 別なアプリケーションの ための追加ソフトウェア が必要 --------------------------------------------------------------------------- 表 1. 代表的な計算機のためのネットワークアダプタとソフトウェア ISN Working Group [Page 10] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 1.2 構内配線(Premise wiring) (構内配線の)実施の重要な構成要素は、LANにおいて個々のコンピューター もしくはコンピューター群(clusters of computers)と接続するためにケー ブルを設置することである。推奨される接続形態は、それぞれのコンピュー ターが図1と図2で示されているように、建築物内で直接"ハブの位置(hub site)"に配線されており"星型"である。コンピューター群はふつう実験室や 図書館に見られ、それらが設置されている部屋の中で接続されているだろ う。そして、コンピューター群は図3と図4に示されているように単一の ケーブルでハブの位置に接続される。 推奨される構内配線は高速なデータ伝送サービスでEIA(Electronic Industori es Assosiation)カテゴリ5つの基準に沿うUTP(シールドなし撚 り対線: Unshielded Twisted Pair)ワイヤである。(EIA/TIA-568"商用建築 物電気通信基準" を見よ。)2対(4本)のケーブルでほとんどの目的に対して 十分であるが、工業基準は4組のケーブルの設置を勧めている。コストの差 は極めて小さいので、後者の設置を勧める。それぞれのケーブルの一端は、 コンピュータの付近に位置するカテゴリ5 用RJ45ジャックで終了する。(標 準RJ45ジャックは初期のコストが主要な要因ならば、イーサネット (ethernet)もしくは低速で使える。このようなジャックは後に必要となる カテゴリ5バージョンに交換できる。)もう一端は、ハブの位置のユーティリ ティクローゼット(utility closet)で標準"110配線ブロック"で終了する。 (古いサイトでは、M66配線ブロックがすでに設置されているかもしれない。 これらは当分の間使用されるがより新しくより高速な技術には使えないであ ろう。) そして、ラベル方式を選択し、ケーブルの両端が間違いなく識別で きるようにする。 [Figure 1: Individual ethernet connection to the network] [Figure 2: LocalTalk connection to the network] ほとんどの場合、ハブの位置のユーティリティクローゼットは電話サービス と共有される。データサービスの相互接続部分は、クローゼット内で、(電 話系とは) 別の壁部分につけることが重要である。普通、全ての構内配線の 終端を相互接続するブロックの"フィールド(field)"、トランクケーブル (trunk cable)のフィールド(低速データ端末に使われる。)、ハブ装置ポー ト(hub equipment ports)のフィールドの3つがある。構内配線ブロックと ハブもしくはトランクブロックとの接続は、通信サービスが必要となるそれ ぞれの場所に適当なサービスを供給するため必要に応じておこなう。 [Figure 3: A cluster of computers connected to the network] [Figure 4: A Macintosh cluster connection to the network] ISN Working Group [Page 11] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 建築物での配線の設置は、普通、資格を持つデータ配線施工業者が行なう。 これはプログラムの非常に重要点であり、考えられる現在と将来の要求に応 じて専門家により計画され、設置なければならない。(仮想校舎-[幼稚園か ら高校までの新校の建築で進んだ技術の配線基盤の議会での報告] (Department of General Service,カリフォルニア州,1993年2月)を見よ。例 えば、管路とユーティリティクローゼット計画。)ビデオ信号の将来の配線 に備えるために学校ネットワーク立案者は、UTP構内配線が設置されると同 時にビデオが必要とされる場所にRG-59同軸ケーブルの設置を考えるべきで ある。同軸ケーブルは、教室で"F"コネクタに取り付けられた壁板で終了 し、ユーティリティクローゼットでは終了しない。将来の技術は、他のメ ディアを介してビデオ信号をサポートするのでRG-59ケーブルの設置は、す ぐに必要となる見込みのあるものに限るべきである。 すこしでもコンピューターにつなぐ可能性がある場所に、構内配線を設置す るのは効果的である。また、管理事務所も教室、コンピュータ教室(lab)、 図書館と同様に含むだろう。事務所のような密集した場所では、それぞれの コンピューターやワークステーションに電位を供給するために、コンセント の場所に2つのUTP ケーブルを設置することを考慮にいれるべきである。同 じ壁板で両方のケーブルを終了すると、全ての配線事業コストはほとんど増 加せず、システムの柔軟性が増加する。使われることのない構内配線は、最 初はハブの位置で電気的にまったく接続されない。 ハブはユーティリティクローゼット、もしくは他の保護されており占有され ていない(人がいない)場所にあるべきである。ハブは、あまり使用しない場 所で小さいクローゼットやキャビネット(cabinets)の構築によりつくられ る。ハブは、いかなる接続からも300フィート以内に位置しなければいけな い。普通、複数のハブサイトが大きいもしくは多階の建築物で必要となる。 1.3 ネットワーク配線システム 学校内の全てのハブは、学内LANを完成するために相互接続されなければな らない。このネットワーク配線システムの設計は校舎のレイアウトによる。 イーサネットの技術は、より高速な技術がいまだに極めて高価であるのでし ばらく使われるであろう。 [Figure 5: A complete small school LAN] もし全てのハブが中央の位置から300ケーブルフィート以内であれば、 10-base-T 配線が図5に示すように、それぞれのハブに接続するために中央 のハブから使える。より長い距離が必要であるならば、 ISN Working Group [Page 12] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 ether thin-netか,標準の太さのイーサネットが使われる.そのさい, 配線す るさいに距離があり,購入する経済力があるなら光ファイバケーブルを使え る.(もし光ファイバケーブルを取り付るなら, 現在, または未来のデータの ためのマルチモードファイバーと, ビデオと非常に速い未来のデータシステ ムのためのシングルモードファイバを含むことが考えれる.) 以上のような ,ネットワーク分散システムの"バックボーン"のそれぞれの設計はそれを取 り付ける建物の配置に依存する. 適切な設計においては,250位の計算機が, 一つのイーサネットセグメントに 接続できる. 各計算機によってネットワークに送られるデータの総数を考え た場合では, 実際, 接続する計算機の最大数はこれ(250)よりもっと小さい だろう. 計画のために、一つのセグメントには,100から125位の接続を仮定 する. このサイズを越えるようなら, ネットワークをサブネットワークに分 けるのが良い.そのようなシステムを設計することは, 難しくはないが, こ の文書が目的とする説明の範囲を越えるので説明しない。 ネットワーク配線システムのケーブリングは, イーサーネット幹線配線と同 様, シールドなし複数対幹線ケーブリング(multi-pair trunk cabling)を含 むべきである. マルチペアトランクケーブリングは,ターミナルとの接続, またはターミナルをエミュレートする旧型計算機を中央"ネットワークアク セスサーバ"(NAS)との接続するために必要となる. 典型的なNASは, 8から 128の接続ができる. もし必要なら, LAN毎にそのような接続をする方がもっ とも効率的なコストとなる. NASは,直接,イーサーネットLANに接続する. 1.4 ローカルネットワークサーバ 普段使う, 情報, ソフトウェアの局所保存、電子メイル, そして他の利用者 計算機との高速通信を必要とする機能をサポートするために、各学校が " ネットワークサーバ"を設置することが強く推奨される。ネットワーク外と の接続は, 学校LAN よりかなり遅いので, 局所的に情報にアクセスするのが もっとも効率的といえる. 遅い外部リンクへ接続することは, 実際には非常 に無駄なので, 特に学校の計算機で共有するソフトウェアは局所的に保管す べきである.ネットワークサーバは, 直接, イーサネットワークへ接続され る. サーバを置く位置は, 乱用, 環境による危害から守るためにも慎重に決定す べきである. 伝統的には, 学校図書館は情報収集と貯蔵活動の中心であり, 多くの学校図書館がすでに計算機や, ターミナルのクラスタを設置している . 図書館は, ネットワークサーバをおく場所としてまさに論理的に適当な場 所であろう. もし適切な場所がないなら, ネットワークルータもまた図書館 において良い. ISN Working Group [Page 13] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 ネットワークサーバは,小さくても、普通、1から4ギガバイトのディスク容 量をを持つパワフルな計算機だろう. それは, 沢山の利用者による同時アク セスをサポートできるソフトウェアを実行する. また、標準の廉価なモデム を使った教員, 学生の自宅からのダイヤルインによる接続をサポートするこ ともできる。 (このシステムを提供するなら, ユーザ認証によるアクセス制 御が不可欠となる.) もし数個より多くのモデムが取り付けられるなら, NAS はより費用面で効率的的になるだろう. もしダイヤルインアクセスを区内の 数校にも提供するなら, 区内の事務所にて、モデムプールを管理することが もっとも費用面で効率的となる。 1.5 外部接続 一つの通信回路(回線)が学校区の事務所へ学校LANを接続する. 学内には, LANとこの回線を結び付けるネットワークルータがあるだろう. LAN側の接続 は普通イーサネットケーブルであろう. 一方, 外側の方は, 通信サーキット で使われている回線の種類に依存する.そのことは, これ以下step2にて議論 する. Step 2: 学校区事務所と学校の相互接続 学校区内のすべての学校は, 学校区事務所にてネットワークルータにそれぞ れ接続される. この '星型' は, 管理がしやすく, 必要となれば, 各学校と の接続の容量(回線速度)を適切に増やせる. 標準通信回線サービスのいくつかをこの接続の実際に用いることができる. 制限した利用だけを必要とする状況での一番高価でない方法は, 高速モデム を使ったダイヤルアップである. しかし,この接続方法では, 容量が非常に 制限されるので, 本格的な利用には推められない。そしてまた, ほとんどの 学校が事務用料金で電話サービスを受けているので、利用時間は計測され、 接続時間に依存する。 (訳注: USでは、家庭用だと、同一区域内、 unmeasured service、すなわち、何時間かけても均一料金という契約ができ るが、事業用はだめらしい。) これは, 他の交換サービス(switched service)についても、"switched-56"、ISDNと同様に一般な事実である. 学 校ネットワークへの/からのアクセスを監視する必要がなく、いつでも可能 なので、専用(永久的に取り付けられた)通信回線が強く推奨される. もし夜 の間に, 情報ファイルがローカルネットワークサーバへダウンロードされた り, 教員や学生が自宅から学校の情報リソースへアクセスするようなことが あれば,これは特に重要である. 表2は, 専用回線サービスのもっとも一般的な選択肢を示す。費用は、場所 により相当異なり、また料金は改訂されるので、相対的に示した。 正確な費用は, 地元の通信サービス業者に尋ねることによりわかる. 総費用 は両側で必要な機材を含めて考えなくてはならない。 ISN Working Group [Page 14] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 Type of Circuit Data Rate Relative cost _______________________________________________________________________ Voice grade leased 20 Kb/s modest*(普通) telephone line (kilobits per sec) (アナログ専用線) ADN-56 56 Kb/s high(高い) ISDN, 64 or 128 Kb/s modest**(普通) where available (利用できるところに限る) Low power radio 64 to 256 Kb/s high startup cost (小電力無線) (初期費用が高い) Frame Relay 56 Kb/s to 1.5 Mb/s modest to high (普通から高い) DS1 1.5 megabits per sec very high (非常に高い) _______________________________________________________________________ * 電話代の接続時間課金 (訳注: 日本では普通そう) を考慮に入れなくてはな らない。 ** 現在、ほとんどのISDN料金は、メッセージ単位課金を含むが、それが常時接 続すると ISDN利用が非常に高価になる原因となりうる。 (訳注: パケット交換サービスのことをいっていると思われる。) Table 2: 外部接続通信のオプション フレームリレー通信サービスは多くの地域で利用できるようになってきた. フレームリレーとは回線を共有するパケットに基づいた、データトランス ポートサービスである. スクールサイトは, school district office やイ ンターネットサービスプロバイダを含む, より大きなサービスグループの一 部としてフレームリレーサービスを契約することができる. そのグループの すべてのメンバーはその回線容量を分けてつかうことがすることが出来る。 このサービスの利点は, 回線の片側だけを注文すればよいことである. (そ れぞれのメンバは共通のサービスへの接続を注文する.) そして, 各メンバ の利用する回線容量は独立に増やすことができる。また多くの地域では, フ レームリレーサービスの費用は, サービスプロバイダまでの距離に依存しな い. これにより、サービスプロバイダは 田舎の学校に対しても, 同等の サービスよりずっと少ない費用でサービスを提供できる. その学校区事務所 にある中央のルータへの接続数は少なくなるので, システム全体の費用が最 小化できるだろう。 もしフレームリレーを選択するなら, 全般的なサービスのグループを注意深 く設計(engineer)しなければならない. 例えば, すべての学校がその学校区 事務所 (ことによるとインターネットサービスのプロバイダ)への接続を共 有するなら, それはバンド幅が大きいものでなければならない. 最初の設計 では、すべての学校の回線の合計容量は, 学校区事務書の回線容量の3倍を 超過してはならない。そうでないと、輻輳(混雑)とシステムの応答時間のば らつきが目立つようになる。 ISN Working Group [Page 15] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 仮想的な接続のトポロジーや, プロバイダにどのように接続するのが最良か というような, 考えるべき要因がまだ多くある. その結果, フレームリレー が学校のインターコネクション サービスとして選ばれるなら, 経験豊富な ネットワークエンジニアにフレームリレーの運用計画作成を依頼することを 勧める。 インターネット接続している学校や, 学校区事務所のための将来の選択肢に は次のものがある: ・ 双方向データ通信サービスを提供するCATV ケーブルシステム、 ・ 都市エリア光ファイバ通信サービス プロバイダ ・ 34Mbpsまでのデータトランスポートサービスを提供するSMDS(Switched Multi-megabit Digital Service)は ・ 音声, データ, ビデオ通信を Gbit/sec 単位でサポートする Asynchronous Transfer Mode (ATM) コネクションサービス。 (もっと多くの選択肢が,新しい技術が市場に出てきたとき利用できるように なるであろう. ) 終り3つのオプションの費用は, 現時点ではわからない. しかし, 一般的に は Table 2 の中で示したものよりも高くなるかもしれない. CATV オプショ ンの費用はローカルCATV の契約の一部として交渉ができるかもしれない. マルチメディアあるいは他のバンド幅を必要とするアプリケーションの利用 が多くなるため、ネットワーク高速化の需要が出て来ると、装置あるいは LANを少しだけ変更するだけで、初期の回線を、より高速な通信回線に替え ることができる。これは, 資金提供やアプリケーションの必要性に合わせた サービスを作る上で、大きな柔軟性を与える. Step 3: 教育機関 における LAN とサポートシステム 学校区事務所はその地域のすべての学校のインターネット接続の焦点となら なければならない。事務所内部で, ネットワークの動作が監視でき, 問題解 決が管理できる。 1つ以上のネットワークサーバは, 共通の情報や, ソフト ウェアの中央アーカイブと同様に, 必要不可欠なネットワークのサポートを 提供できる. ISN Working Group [Page 16] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 地区事務所の決定的な役割は、その地区の学校のためのインターネットにお ける"ドメイン・ネーム・システム"(DNS)(STD 13, RFC 1034, 1035 を完全 な説明のために、また合わせて RFC 1480 を参照) サービスを管理すること にあるでしょう。DNS は全てのインターネットのネットワークで要求されて います。 DNS は基本的なネットワークレベルにおけるそれぞれの計算機、 ワークステーション、サーバなどのactiveなネットワーク構成要素は、基本 的なネットワークレベルのidentity(身元)を定義します。この機能は、後述 のネットワーク管理と運用監視においてより完全に説明します。 地区事務所は、これまでに見てきたような、一般的な学校と同様の形態で接 続されます。このことは、教師、管理職、校長といった人々がやりとりし、 情報を共有することを容易にすることでしょう。付け加えるに、集中モデム プールに接続された NAS が地区ネットワークへのアクセスを提供すること ができます。 段階4: インターネットによる学区の相互接続 図6に図示するように、全ての学区のインターネットへの接続は、地区事務 所を相互に接続するサイトによって果たされるでしょう。この、階層的モデ ルは、郡の教育行政機関を介した学区間の相互接続にという、さらなる段階 に拡張することが出来ます。地方のレベルでは多くの管理情報資源が配置さ れ、もし地方全体がインターネットサービスプロバイダに一箇所で接続する のであれば、費用の節約もあるでしょう。とはいえ、この単一の接続のため の帯域幅は、通信が総合されることにより、それぞれの学区のためのものよ りはずっと大きなものが必要です。 この階層的トポロジーは、ネットワーク支援と情報資源管理のための論理的 なモデルも提供します。学区とか郡(county)事務所は、継続的なネットワー ク監視を行なうことが出来、また、問題解決のためのより高度な技術的専門 知識を提供することが出来、個々の学校のこうしたことについての重荷を和 らげることとなります。集中的な「相談窓口」を通して扱われるならば、通 信回線事業者およびインターネットサービス事業者とのやりとりはより効果 的なものとなるでしょう。同様に、ネットワーク利用者が、さまざまな問題 や疑問について、単一の明確な問い合わせ先を持つことが、強く望まれま す。 インターネットサービスはもっとも費用効果があり、信頼性の高いインター ネットサービス事業者から得られるべきです。回線サービスについても前述 の表2 あるように同様です。通信需要が増加し資金が許すのであれば、より 高速のサービスが考慮されるべきです。回線費用は、一般により近くの「接 続点」 (Point Of Presence)で事業者に接続することによりもっとも低くな りますが、フレーム・リレーとか SMDS (現時点では、SMDSサービスは広く 利用できるわけではありません)といったより新たな技術が、費用の距離へ の依存性を少なくしています。インターネットの接続は、サービス事業者の ルーターと正確にやりとり出来るように構成できる高い品質のルーターを求 めるでしょう。ほとんどの場合、これは地区の学校の接続をするために使う ものと同じルータで間に合います。 ISN Working Group [Page 17] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 [図6: 地方の教育委員会を経由した、インターネットへの学校の相互接続] 既存の学校ネットワークの統合 多くの学校が、それぞれの教室活動や管理業務を支援するための LAN シス テムを導入しています。いくつかの場合には、新たな導入に求められるもの とは異なる技術が使用されていいることがあります。もし、こうした古い LANシステムがインターネットのプロトコルを運ぶことが出来るものであれ ば、新しい LANシステムに統合することができますし、あとから資金が許る す範囲で置き換えることができます。 たとえば、IEEE 802.5 トークン・リングはしばしば、 DOS PC タイプの計 算機と、IBM 小型計算機サーバと相互につなぐために利用されます。トーク ン・リングネットワークは、インターネットプロトコルを運ぶことができ、 基本的なインターネット機能をはたすための DOS コンピュータのためのソ フトウェアが入手可能です。多くのインターネットルータは、オプションの トークンリングアダプタ提供しています。すでにあるトークン・リングLAN は、それらの PC利用者にインターネット情報資源を広げるために、より広 い学校LANシステムに統合されることが求められます。 別の例としては、イーサネットをLANとして使用したノベル・ネットワーク ・システムがあげられます。イーサネットLANは、うまく導入されているの であれば、ノベルのプロトコルを運ぶのと同様に、同時に、インターネット プロトコルを完全に運ぶことができます。それぞれのPCやマッキントッシュ は、ノベルとインターネットのサービスの双方を必要に応じて使い分けるこ との出来るソフトウェアが入手可能です。こうした、同時共存は、例えば、 ディスクファイル領域をノベル・サーバに依存しているPCの利用者が、巨大 なファイルを遠隔にあるインターネットのサーバからPCの仮想ディスクに転 送できるようにするために重要です。これはまた、それぞれの利用者が、 Eudora(電子メイル)とか、Gopher(情報サービス)、Mosaic(World Wide Web 情報サービス)といった直接的インターネットアクセスを必要とするクライ アント・ソフトウェアを走らせること、できるようにします。ノベルのイー サネットLANのより広い学校 LANシステムへの統合には、前述の図3に示した のと同様に、単に一台のリピータによって行なうことができます。 前に引用したような、すでにネットワークサーバがある場合にしばしば提案 される、双方のプロトコルを提供するための別の選択は、サーバーを「ネッ トワーク・アプリケーション・ゲートウェイ」として使う方法です。このア プローチは、強く、使わないことをお奨めします。最新のクライアント/ サーバ・アプリケーションが、サーバあるいはサーバ群がインターネットの どこにあろうとも利用できるように、それぞれの計算機やワークステーショ ンがインターネットプロトコルによるデータ通信を直接に行なえることが、 非常に重要です。「ゲートウェイ」アプローチは、ワークステーションがマ ルチメディアや他の重要な情報資源へのアクセスできるという潜在能力を甚 だしく制限するものです。 ISN Working Group [Page 18] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 "arcnet"のようないくつかの技術はインターネットプロトコルをサポートす る能力はないが、"モデムプール"のような "ターミナルエミュレーション" 共有アクセスを提供する。モデムアダプタは、代わりにネットワークアクセ スサーバのポートに再び接続される、これはarcnetユーザに情報源への単純 なアクセスを供給する。 多くの場合、古いLAN技術は拡張すべきではなく、資金がゆるすなら、消去 するべきである。情報資源の新しいアプリケーションを学校の地域全体に供 給できるためには、比較的均質な(同じような)設置済みの技術があることが 重要である。 ・ネットワーク管理とオペレーションのモニタ 信頼できるサービスを保証するために、すべてのネットワークはいくつかの 水準のネットワーク管理を必要とする。ネットワークの健康状態をモニタす ることはネットワーク使用者に有害になる前に問題を特定することを助け る。それはトラヒックのパターンと量の傾向を予想することを助けることも できる。 インターネットの技術のネットワーク管理は、最適で信頼できるネットワー クオペレーションのために、適切なルーティングパラメータを決定するこ と、IPアドレスの割り当て、それぞれのアドレスに対応するノードの名前の ネットワークアクセスできるデータベースの管理、そして日々のネットワー クのオペレーションのモニタからなる。これらの典型的な機能はNetwork Operation Center(NOC)のスタッフによって行なわれる。 ・Domain Name System (DNS) インターネットのDNSは、ネットワークにつながれたそれぞれのコンピュー タの名前とアドレスの情報を書き、配布する機構である。DNSサービスは、 主なネットワークサーバで動くソフトウェアによって提供される。それは NOCのスタッフによって作られ、管理されるデータベースを使う。 インターネットアドレスとは数で表現されるノードの識別子であり、ネット ワークにつながったすべてのノードで唯一(unique)でなければならない。さ らに、ネットワークが大域インターネットの一部であるとき、すべてのアド レスは、世界中のインターネットシステムで合法でなければいけない。 それぞれの数のアドレスは、一つ以上の"ノード名"と結びつけることができ る。コンピュータは数のアドレスを使うことに困難はないが、コンピュータ ユーザにははノード名のほうがおぼえやすく使いやすい。 ISN Working Group [Page 19] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 特に電子メールアドレスにはノード名を使う。DNSのノード名には階層があ り、この階層を適切に用いて、"サブドメイン"を、それぞれの学校と学校区 事務所に割り当てることができる。このようにして、名前は全体の組織の中 で意味を持つように状況に合わせて柔軟に構成することができる。 IPアドレスとノード名の割当の計画はネットワーク設置の早い時期に行なわ なければならない。DNSを提供するデータベースは、すべての割当が正式に 1つのサイトで登録されるように、最初は "地区サーバ" になければならな い。ネットワークが大きくなって専門知識が持たれるようになれば、大きい 学校では、セカンダリDNSサービスを動かすこともできる。 主な学区のDNSサーバは、インターネット接続に(トポロジ的に)出来るだけ 近いところに置くべきである。近くにするのは、その地域のネットワーク内 での障害がそのサーバへのアクセスに及ぼす影響を最小限にするためであ る。この設計は、図1に示し、地域内サーバはメインの分配ルータに直接つ ながっているイーサネット上にある。 ノード名とアドレスの割当に関連して、ネットワークにつながったコン ピュータについての情報のデータベースがあるべきである。問題の解決や ユーザの質問に答えようとするとき、どこにコンピュータと他のノードがあ り、どのタイプのコンピュータとソフトウェアが使われていて、どのような 型のネットワーク接続がなされているか、を知ることが非常に重要である。 適切なソフトウェアで、このデータベースはDNSデータベースからとり出す ために使用できる。 (訳注: 原文の意味がわからない。文脈から、DNSから 情報を抽出できるということだと思う。 With proper software this database can be used to extract the DNS database discussed above.) ・ネットワークのモニタ インターネットのネットワークのモニタは、3つの主要な目的のサービスのためである: 1) ネットワークの"健康"、ネットワークの構成要素、外部とのネットワー クの接続の不段の観察。Standard Simple Network management Protocol (SNMP)のサポートはほとんどのactiveなネットワーク機器に組み込まれ ている。ネットワークサーバとワークステーションでさえ、この方法で モニタできる。オペレーションスタッフには、色々な問題や異常が発見 されると、警報が表示されるようなネットワーク監視ステーションを与 えてもよい。 2) 必要な改良を明らかにするあるいは、手直し(re-engineering)をするた めにネットワークの性能とトラヒックパターンの統計をとる。上で述べ た同じ SNMPの機能を使い、パケットの中継(forwarding)と合計トラヒッ ク量のデータを集めることができ、ネットワーク利用状況の定期的な報 告を作成することに使用できる; ISN Working Group [Page 20] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 3) より速い問題解決。問題がおこったとき、SNMPのツールは問題の発生箇 所をつきとめるのに役立つ。一時的な経路の異常、DNS問い合わせの失 敗、あるいはネットワークでアクセス可能なホストへの侵入の試みさえ も、つきとめることに役立つ問題のひとつである。 ネットワーク管理と監視は技術的な要求が高い仕事であり、特別の機材 とソフトウェアを必要とするので、前に述べたように学校ネットワーク システムの最初の設計では集中された機能であるべきである。 IV. ネットワークサポート(支援) 要点 以上に述べた学校ネットワークの実現モデルは高等教育と事務の環境におけ る幅広い経験に基づいている。多くの学校はすでにこのモデルに非常に似た ネットワークを設置している。我々は国中の学校のプログラムを豊かにして ゆくことが強力な資源をもたらすことの実際的な最初のステップであると信 じる。 以上のいかなる提案も、国の学校が音声、データ、そしてビデオを統合した ネットワークの開発をいかなる意味でも妨げたり延期するものではない。既 存のインターネットキャリアを利用することは、いかなる意味でも、費用面 で効率がよい、あるいはよりよい機能のために必要であるならば、K-12のた めの別のバックボーンを開発することを妨げない。むしろ、以上で薦められ た基盤は将来の大容量ネットワークの地域レベルでの基礎となりうるもので ある。 キャンパスネットワークまたはインターネット接続の設置は、今後のネット ワークサポートと関連資源の必要性にたいする合意も必要とする。ネット ワークサポートにはふたつの主な領域がある。ネットワーク運用とユーザ サービスである。これらのサポートは通常ネットワーク運用センター(NOC) とネットワークインフォメーションセンター(NIC)を築きあげることで行わ れるが、両方の機能を同じ人あるいは同じグループで行うこともできる。 ISN Working Group [Page 21] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 ネットワーク運用センター(Network Operation Center) NOCは物理的なネットワークの性能とそのソフトウェア支援システムのいく つかを管理する。スタッフはネットワークの設置、ネットワーク機器の設定 を行い、組織全体のネットワークに接続されるコンピュータのための設定を 提供するだろう。ネットワークの実時間監視はSNMPを使って行え、多くのベ ンダーはネットワークの性能を図示し、(変な)事象と利用を記録し、障害が 起きたことを報告する。この種のネットワーク監視を使えば、NOCスタッフ が問題を早く発見しできるし、この機能をおこなうために必要な人数を大い に減らす。ネットワークの日常的な監視は大きくなる前に問題を予測するこ とを助け、指示されたように再構成あるいは改善することにつながる。もし 問題が起きれば、NOC要員は現場に行き問題の原因を発見し、修理する。も し問題が近くでなければ、NOC要員は学校区、郡、あるいは地域のネット ワーク技術スタッフと一緒に問題を解決する。 NOC要員はネットワークのコンピュータと装置にアドレスを割り当て、組織 のためのドメイン名サービス(DNS)の維持もおこなう。DNSはネットワーク サーバで動く、計算機の登録サービスであり、ネットワーク番号でなく覚え やすい名前で計算機にアクセスすることを可能にする。DNSはインターネッ トに接続された組織で必要であり、電子メイルシステムの構築において非常 に重要である。 NOCが組織あるいは地域全体をサービスすることは費用面でもっとも効果が 高い。ほとんどの遠隔地のLANのサービスをタイムリーに行うことを確実に するためにはある組織はLAN管理義務を現場の要員に割り当て、NOCスタッフ と連絡をとりネットワーク管理に協力することを勧める。学校区の場合は、 事務サポートスタッフ、先生、図書館員、あるいは学校の技術スタッフが LANあるいはLANのグループに対する責任を持つ。もし問題が起きれば、それ はLAN管理者に報告される。LAN 管理者はその問題がローカルなものか遠隔 のものか調べ、NOCスタッフに知らされるべきか判断する。もしそうなら、 LAN管理者はNOCに対しての統一連絡窓口となり十分に情報を提供し、必ず問 題解決に効率的に協力する。この責任委譲方式は各LANでの高い水準での サービスと、スケールメリットにより、NOCスタッフの時間を最適に利用で きる。 ISN Working Group [Page 22] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 ネットワークインフォメーションセンター (NIC) NICはネットワークを利用を容易にするための情報と支援サービスを行う。 NICはしばしばネットワークの利用、有用な資源の所在、新しい道具または アプリケーションの利用方法などに関する質問に答える相談窓口サービスを おこなう。NICはさらにネットワーク利用者とその電子メイルアドレスのオ ンラインディレクトリサービス、ネットワークとオンライントレーニング教 材に関する情報とお知らせのための電子掲示板サービスも行うかもしれな い。ほとんどの情報はサイト固有ではなく、電子メイル、電子会議、オンラ イン掲示板、あるいは他の文書配布機構を用いて電子的に配布できる。これ らのタイプのサービスは学校や学校区の図書館員が行うのに適している。 他の種類の支援サービスは、電子メイルシステムの管理あるいはポストマス タ業務、オンライン掲示板、あるいはキャンパス情報システム(CWIS)の運営 (coordination)、そしてオンライン会議システムの運営である。これらはも ともとより技術的であり、管理する技術スタッフを必要とする。 ポストマスタ (Postmaster) 電子メイルを使う各組織は電子メイルのポストマスタ(郵便局長)と postmaster という郵便受けを、電子メイル利用に関するメッセージ、メイ ルの問題、組織内の人に連絡するための一般的な問い合わせを受けるために 持たなくてはならない。ポストマスタはpostmasterへのメイルを読み、問い 合わせに答える責任がある。これらの義務は技術的でないスタッフが行って もよく、必要に応じ、メッセージを技術スタッフにまわせばよい。 CWIS(Campuswide Information System) 管理者 キャンパス情報システムあるいは掲示板はネットワークのもっとも有用なア プリケーションの一つである。これらのシステムは人々がタイムリーにお知 らせ、文書、他の資源を大きな人々のグループで共有することを可能にす る。これらのシステムは普通、階層的あるいは、木のようなメニュー構造で オンライン文書や他のサービスを提供する。よくある情報の種類は、締切の お知らせ、研究費の案内、講習会開催のお知らせ、図書館のビデオなど資料 のリストである。 [図7: 分散型ネットワーク情報サーバ] ISN Working Group [Page 23] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 情報はすべて一箇所に蓄える必要はない。図7は一組の分散サーバを示す。 これらのサーバは中央サーバから新しい情報を自動的に受けとり、さらに近 辺の学校だけに関係する近くで作られた情報を持つことができる。情報の利 用者はどこに情報が蓄えられているかを知る必要はない。つまり、情報アク セスソフトウェアが統合されたメニューで示す。 CWISあるいは掲示版は、簡単にシステムを探し、情報を見つけられるよう に、また情報がきちんと(professional)表示でき、情報がタイムリーで適切 であり続けるように、システムの設計と管理の面倒をみる管理者あるいはス ポンサーを必要とする。この機能はNICスタッフかトレーニングを受けた図 書館員または適当な事務スタッフが行なうことができる。 オンライン会議の管理 オンライン会議は人のグループが情報を共有し、議論、問題提起をする方法 を与える。会議は普通、共通の興味をもつ人たちのグループの要求を満たす ために設定される。たとえば、あるオンライン会議は先生たちが新しい科学 教育の枠組について議論するために作られる、あるいはある先生がアメリカ の歴史の授業の一部として、Civil Warの議論をするための会議を作るかも しれない。いくつかの会議は、すでに機能していて何年も存在する。他は短 期で1学期の間だけあるかもしれない。会議は電子メイルシステムかUsenet Newsを用いて作ることができる。 スタッフの選び方 上記で述べた仕事は、必ずしも新しいスタッフを雇うことを必要とせず、す でに組織にいる人々で分担することができる。小さな学校あるいは学校区 は、郡の事務所の教育情報システムのスタッフに全部の仕事を頼ってもよ い。より大きな学校あるいは学校区では、いくつかの仕事を処理するスタッ フを持ち、あとは郡教育事務所に頼ってもよい。ネットワークへのアクセス と電子的な通信により人々が遠隔地からこれらの機能を果たすことが可能に なる。これらの仕事の責任 ISN Working Group [Page 24] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 の割り当ては柔軟であり、もっとも費用的に効率良く、実行可能なやりかた で、最高のサービス品質を提供するという目標に近付けるべきである。 V. 文献 Honey, Margaret, Henriquez, Andres, "Telecommunications and K-12 Educators: Findings from a National Survey", Bank Street College of Education, New York, NY, 1993. Susan Estrada, "Connecting to the Internet", OReilly & Associates, Inc. (ISBN 1-56592-061-9) Carole Teach, Editor, "Building the Future: K-12 Network Technology Planning Guide", California Department of Education, Research, Evaluation & Technology Division, 1994. VI. 謝辞 この文書に貢献してくれたLloyd Internetworking, Inc.のBrian Lloydに感 謝する。 Brianは、この文書のほとんどを書く動機であるカリフォルニア州 教育局の "K-12 Networking Technology Planning Guide" への貢献者の一 人である。 Brianは2節の "インターネットプロトコルを用いる理由"に大き く貢献してくれた。また、3節の "学校ネットワークのための技術モデル" に目を通し、貴重な助言をしてくれた。 ISN Working Group [Page 25] RFC 1709 K-12 Internetworking Guidelines November 1994 VII. セキュリティーに関すること このメモではセキュリティーに関する問題は述べられていない。 VIII. 著者の連絡先 Joan C. Gargano Information Technology Distributed Computing Analysis and Support University of California Davis, CA 95616 EMail: jcgargano@ucdavis.edu David L. Wasley Data Communication & Network Services Information Systems and Technology University of California Berkeley, CA 94720 EMail: dlw@berkeley.edu ISN Working Group [Page 26]