Network Working Group J. Sellers Request for Comments: 1578 NASA NREN/Sterling Software FYI: 22 February 1994 Category: Informational (Obsolated by RFC1941) 翻訳者 M. Nakayama Univ. of Tokyo 黒田 卓 (Kuroda Takashi) 長岡技術科学大学 Kunio Goto and students Nanzan University (May 16, 1995) (訳注: 本翻訳は参考のために提供されているもので、英文のものが正式である。 本翻訳の正しさについて、一切保証しない。) FYI on Questions and Answers Answers to Commonly Asked "Primary and Secondary School Internet User" Questions 「小・中学校のインターネット利用者」からよく尋ねられる質問に対する回答集 このメモの状態 このメモはインターネット社会のために情報を提供する。このメモは 、 いかなる インターネット標準をも示すものではない。このメモの配布範囲は制限しない。 摘要 Internet Engineering Task Force(IETF)の利用者サービスエリアに属する Internet School Networking (ISN)グループによって作成されたこの FYIとRFCの 目的は、小・中学校社会の間でインターネットについて最もよく尋ねられる質問を まとめ、その回答となる情報資源へのポインターを提示することにある。 この文書は、最近インターネットに接続したか、ダイアルアップまたは直接接続する ことができないため別の方法でインターネットにアクセスしているか、あるいは学校 社会のための情報資源としてインターネット接続を熟考しているような、教育者、 学校機関の専門家、そして学校管理者の人たちを指導している。 目次 1. 始めに ...................................................... 2 2. 謝辞 ........................................................ 2 3. 教育機関に設置するインターネットに関する質問 ................ 3 4. インターネット接続のための学校支援に関する質問 .............. 5 5. 実現と技術的な選択肢に関する質問 ........................... 10 6. 安全性と倫理に関する質問 ................................... 12 7. 教育的な共同研究、プロジェクト、情報資源に関する質問 ....... 15 8. 推薦する読み物 ............................................. 18 9. 情報資源とその連絡先 ....................................... 21 10. 参考文献 ................................................... 35 11. 安全性に関すること ......................................... 35 12. 著者の住所 ................................................. 35 付録 A: インターネットを利用しているプロジェクト例 ......... 36 付録 B: 電子的に文書を入手する方法 ......................... 43 付録 C: この文書で使用されている用語集 ..................... 47 Sellers [Page 1] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 1.始めに 小・中学校社会の教員、機関の専門家、管理者や生徒のインターネット利用の人数 が、多くなってきている。一般に、この利用者グループは、インターネットについて、 他のインターネットの利用者グループよりもデータネットワークに関する技術の経験 が乏しく、かつ専門的技術や利用者を支援する情報資源をも少ない状況にある。彼ら の多くの質問は学校社会の特殊性に関係しており、一方その他はどんな新規利用者に も見受けられるものである。 この文書では、大学以前の学校教育に於いてインターネットを利用する時に最もよく 尋ねられる質問を明かにすると共に、単に回答するだけでなくより詳細な情報を得る ためのポインターを提供することを最も重視している。 より一般的な意味での新規利用者について、 読者は FYI 4 "FYI on Questions and Answers: Answers to Commonly Asked 'New Internet User' Questions " [1] を入手して欲しい。この文書の入手方法は付録Bを参考のこと。 インターネットは気まぐれで、変化し得る仮想的な環境であることを覚えておくこ とが大切である。私は、接続するための情報資源やグループをリスティングする時に できるだけ安定しているネットワークサービスだけを入れるように心がけている。 これは、インターネット上で変化している提示物の問題に対して良い解法となりうる が、これらのことを何も知らなくても出来るというものでは決してない。 また、この絶えず続く変化は、あなた自身が探索を始めたとたんに気が付くというこ とが多数そこらにあることを示している。 この文書の今後の更新は、Internet School Networking 作業グループのメンバー が、この文書に於ける新しい質問とか、不十分なあるいは不正確な情報に気が付くよ うに実施されるだろう。この文書のRFC番号は各々最新のものに変わるが、FYI番号 (22)はそのまま同じものが残っている。 2. 謝辞 著者は、この文書に対して助力と貢献をしてくれたSchool Networkingの連合組織、 Kidsphere, そして Ednetの 電子メーリングリストの方々, Ronald Elliott, Science and Technology Center; Klaus Fueller, Institute for Teacher Training of the German federal state of Hesia (HILF), そして教育者; Ellen Hoffman, Merit Network, Inc.; William Manning, Rice 大学; そして Anthony Rutkowski, CNRI に感謝する。 貢献とともに幾多のフィードバックにもしっかりした作業を続けてくれた Raymond Harder, Microcomputer Consultant, そして Michael Newell, NASA Advanced Network Applications には特に感謝する。 ASA Network Applications の すばらしい Ms. April Marine とInformation Centerの 貢献、専門的なアドバイス、無比の支援には特に深く感謝する。 Sellers [Page 2] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 3. 教育環境でのインターネットについての質問. 3.1 インターネットとは何か? インターネットとは,ほとんど即時に情報を共有することを可能にする, 世界中で相互に接続された,10,000以上の計算機ネットワークの集合体の ことである.そのネットーワークを,数え切れない商用,研究,政府,教育機関, そして個人が所有している.150万以上の計算機,1000万以上の利用者が, インターネットを用いることで,会議,メッセージ交換,討議会を通して,簡単に, しかも速く共同作業をすることを可能にしている.利用者は,(インターネット を用いることにより,)人や情報を発見して,それにアクセスでき,情報を配布 でき,新しい技術やサービスを実験できる.インターネットは,教育,研究, 専門家の学習,公共サービス,ビジネス,のための主要な,しかも広範囲の 基盤になりつつある.そして,現在では,月10%位の割合で成長している. ISOCは,インターネットの協力,整合のための国際組織として機能する. 9節,"情報源とコンタクト"参照のこと. より完全なインターネットの基本事項の紹介は,FYI20の'インターネットとは 何か'を参照のすればいい.FYIドキュメントの入手方法を付録3に添付する. 3.2 教室にてインターネットを利用する利点は何か? インターネットは,学生,教員,メディアの専門家のそれぞれが,資料の原本を 含む世界中からの多くの情報資源を利用できるようにすることより, 教室の教材を劇的に拡張する.インターネットで届くところならどこからでも, 情報,データ,画像を,そして計算機のソフトウェアまでもを,教室に殆ど 即席で持って来ることができる.これらの資源へのアクセスは,個人又は グループ内プロジェクト,共同研究,教科材料,そしてインターネット接続が ない学校では見つけることができない考えの共有を(インターネット利用者へ) もたらす. インターネットへのアクセスは,世界中の人々と連絡をとることを可能にし, 各分野の専門家,新旧の友人,教育の同業者を教室に「連れて来ることが できる.」インターネットに接続することで,あなたのサイトも(すでに接続 しているサイトと)同様に価値ある情報の源となる.世界中の他の情報源と 共にしている,あなたの学校での専門知識について考えて見よう. 教職に本来備わっている孤立は、教育者の間で良く知られている。 教室の外で働く人と同様に、世界の他の場所の同業者との アクセスを持つことによって、インターネットにとどく Sellers [Page 3] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 ことができる教育者は隔離されない。 生徒自身にやる気を起こさせることのできるネットワークの 使用は実践的な授業の道具で、それを使うことは生徒が 学ぶ過程で達成することが重要だと多くの教育者が同意する 独立や自主性の類を勇気づける。 なぜなら教育、競争、能力、能力をかくことは、 インターネットを使用している間は伝達の要因として取り除かれる。 それはすべての生徒の必要性に的をしぼる自然な道具である。 正確にこれがどのように行われるかは、地区ごとの学校が 個々の先生や生徒に力を与えるかによって変化するだろう。 今日、多くの教育者の心に強くおかれている学校の変革は、 多くの教育の道具の一つとしてインターネットを使用することによって サポートされる。 より個別なことは問4.1のこたえを見よ。 3.3 教育者は忙しいスケジュールの中にこの資源をどのように 組み込むのでしょう? 多くの教育者は彼らが新しい教育用道具や資源の事を学ぶことに 使う時間にインターネットについて学ぶ。 現実的にははもちろん、これは昼食時や週末、授業の前や後に インターネットで資源を探求したり関係を追求するための 時間を"盗む"ことを意味する。 そうすることは高価な報酬に十分値するようである。 インターネットにアクセスするのに使うコンピュータが容易に利用でき、 教育者らにとって資源を利用するのに物理的に そんなに遠くないことが重要である。 オンラインライブラリカタログや情報の記事が利用できる ことなどのインターネットの多くの特長は、現実に、 一度先生がそれらを使うことを学べば結局はかなりの時間の 節約になるだろう、そして、インターネットの資源を より簡単にアクセスできるように新しい道具が開発され続けている。 教育資源としてのインターネットの価値がより明らかになってくると、 学校のシステムは教育者のスケジュールの中にそれを使う時間を 作る方向に向かう必要があるだろう。 Sellers [Page 4] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 3.4 私は National Geographic Kids Network ( または PBS Learning Link または FrEdMail または _____ ) を利用している. これはインターネッ トと何か関係があるのか? インターネットは私がすでに利用しているもの と異なるのか? (訳注: 原文も下線になっており意味不明) インターネットは, たくさんの異なったネットワークの中の一つのネットワ ークなので, あなたはインターネットに接続されているネットワークのうち の一つを利用しているかもしれない. 学校向けの市販のプログラムの中には, ネットワークを利用したり, カリキュラムソフトウェア, 技術サポート, プ ロジェクトの構成や調整などの付加価値的サービスを提供したりするものも ある.このような付加価値的サービスを提供するが, すべての基本的なインタ ーネットサービスを考慮していない. FrEdMail ( Free Educational Electro- nic Mail )や FidoNet, K12Net のようなネットワークは, インターネットに よってつながれた掲示版や会議開催システムで, それらを用いていくつかの インターネットサービスへ安価でアクセスすることができる. もしあなたが 電子メイルと同じように会話型コンピュータアクセス( interactive computer access -- Telnet )や電子ファイル転送 ( electronic file transfer -- FTP ) を利用できるなら, おそらくあなたはインターネット"上" にいる. あなたが 現在利用している特定のサービスについて疑問点がある場合, インターネット にアクセスできるならサポート職員に尋ねる, そうでなければ InterNIC に電 話してみなさい. InterNIC や FrEdMail, FidoNet, K12Net への連絡のとり方 に関しては 9 節 "Resources and Contacts" 参照. 4. インターネット接続のための学校の援助に関する質問 4.1 私の学校はインターネットに接続するためのお金をどこから得ているのか? 大抵の場合, 学校の予算は信じられないほど逼迫したものだが, その価値が 明らかになればインターネット接続に必要な費用は予算から絞りとれる. 低 水準接続のための費用は妥当である. インターネット接続を主唱するにあたり, 実際の費用よりも, 管理者を納得 させて費用を出させることのほうが大変である. インターネット接続を学校の優先事項リストの上位に近付けるために, 少な くとも 2つの可能性を考慮しなさい. 第一に多くの学校と同じようにあなた の学校が変革の過程にあること. インターネットの使用は, 焦点を権威者と しての教師というモデルから学習に対する責務の共有のモデルへと移行させ るので, インターネットの使用は学校の変革の極めて重要な部分である. 多 くの学校の変革は, 教師の孤立から教師の協同へ, 学校だけでの学習から生 活の場での学習へ, 知ることの重要視から学ぶことの重要視へ, 内容から概 念へ焦点をあてることへの変化を試みる. インターネットは, これらの変換 を達成するための助けとなる重要な役割を果たしえる. Sellers [Page 5] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 第二に, 接続の価値を示すためには, 言葉でいうよりも, 実際のインター ネットにアクセスする方が有用である. これは, ニワトリとタマゴの状況の ように聞こえるかもしれない(インターネットへアクセスするために, イン ターネットにアクセスしなければならない). しかし, インターネット接続 の価値を他人に納得させようとしている学校関係者のために, いくつかの組 織はインターネットに接続された計算機にゲストアカウントを提供するだろ う. ゲストアカウントと資金繰り計画(funding ideas)のためには, 近くの短大 , 大学, 技術会社, サービスプロバイダ, コミュニティーネットワーク, 政 府機関に連絡しなさい. 自分たちの学校予算に代わるもの, あるいは学校予 算の補助のために, 私的な補助金と同じように, 国家, 州, そして地域の予 算の中から資金を探しなさい. 費用が安いかまたは全くかからないように, 学校に必要なハードウェアベンダー(equipment vendor)に働きかけなさい. そして, 学校/共同体 技術委員会や, 学校連合 地域/学校/共同体技術委員 会の構成を考慮しなさい. 教育資源情報センター(ERIC)に補助金や資金繰りに関する情報がある. "Grants and Funding Sources" と呼ばれるAskERIC InfoGuide に問い合わ せなさい. 以下の2つのネットワークサービスもまた, 補助金や資金繰りに 関する情報を扱っている. 1つは, 米国教育局の教育研究改善事務所(OERA) (United States Department of Education's Office of Educational Research and Improvement (OERA)) によって維持されており, もう1つは, 米国国民研究科学協会 (US National Research Science Foundation) に よって維持されている. 補助金は, あなたが教室内におけるテレコミュニ ケーションの価値を示すための資本金(initial money)を得るための手段と なりうる. これらのお金はしばしば短期間ベースに対して与えられるので, おそらくこれはあなたが資金を獲得するための活動の一時的な方法として捉 えるべきであろう. これらの組織とサービスについての情報は, 9節の "Resources and Contacts" を見なさい. (注: ここで述べたfunding サービ スは, 基本的ににUSをベースとしている.) 4.2 インターネット接続にかかる費用はどれくらいなのか, そしてインターネット 接続のために私の学校はどんな種類の設備(ハードウェア, ソフトウェアなど) を必要とするのか? インターネット接続にかかる費用は, サイトの場所と, 用途に適した接続の 種類によってかなり違いがある. 学校側の費用を決定するために, いくつか の質問に答える必要があるだろう. 質問が何かを知ることと, その質問の答 えを得ることについての手助けには, 近くの短大, 大学, 技術会社, 政府代 理店, 地域ネットワーク (しばしば, "freenets" と呼ばれる), local electronic bulletin board systems (BBS), ネットワークアクセスプロバ イダ, 技術コンサルタントに問い合わせはじめなさい. Sellers [Page 6] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 (インターネット接続に)必要な可能な限りの装備のアイディアを示すために 合衆国で結論が出された解決法をもとに3つの事例をあげる. これらはごく一般的な例で, それぞれの水準に合わせて, 多くの解答が あることを留意してもらいたい. また, 質問5.5に対する解答も見てほしい. 低水準(Low-end) : いくつかのインターネット・ダイアルアップ・サービスに加入する. インターネット・ダイアルアップ・サービスは, 業者の有料 のもの, 地域の大学の無料のものによって提供されるか, または共有の ネットワーク(a community network)のような公的なサービスの一部 として提供される. 端末エミュレーション(terminal emulation)ができる計算機と, 端末 エミュレーション用のソフトウェア, そしてダイアルアップ・サービス と互換性のあるモデムが必要となる. おおよそのコストはPCの費用と電話料を含まずに, 100 USドル から 800 USドル, それに月々約 30 USドルの手数料が加算される. 中水準(Mid-range) : Serial Line Internet Protocol (SLIP)かPoint to Point Protocol (PPP)を提供しているダイアルアップ・サービスに加入すると, 自分の 計算機がそのインターネット上のホストになることができる. それには SLIP または PPP のソフトウェアが載った計算機, 通信のための アプリケーションソフトウェア(telnet や FTP - File Transfer Proto- col を利用するためのもの), そしてダイアルアップ・サービスと互換性の あるモデムが必要となる. おおよそのコストはPCの費用と電話料を含まずに, 100 USドル から 800 USドル, それに月々約 60 USドルの手数料が加算される. 高水準(High-end) : 自分の学校または課で, 学校または課のローカルエリアネットワークに 完全にインターネット接続をするサービスに加入する. これによってローカルエリアネットワーク上にあるすべての計算機が インターネットにアクセスできるようになる. それにはルータと, ネット ワークアクセスプロバイダのルータへのネットワーク接続が必要となる. 典型的な接続は CSU/DSU(Channel Service Unit/Data Service Unit)での 専用線である. 専用線とは2点間での常時高速電話接続のことである. これによって常に, 高質な常時インターネット接続が可能になる. ルータ, PC, Macintosh または他のコンピュータシステムから成るローカルエリア ネットワークも必要で, 計算機には幾つかの特別なソフトウェア : telnet や FTP のような通信ソフトウェアを基本としたTCP/IP(Transmission Con- trol Protocol/Internet Protocol)と同様のTCP/IPの積み重ねが必要である. おおよそのコストは計算機の費用を含まずに, 2,000 USドル から 3,000 US ドル, それに月々少なくとも 200 USドル の手数料が加算される. Sellers [Page 7] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 4.3 インターネット接続を支援するための人材の点からみると何が必要とされるか? ( それは特別なスタッフ、訓練、何倍もの教員や司書を必要とするだろうか? ) 学校において技術の実現を行なうどんな計画も、スタッフの育成を考えなければ ならない。訓練はしばしば技術的な計画の側面からはほとんど無視されており、 訓練不足は計画を失敗に導く。インターネットの場合、すべてのユーザ、 すなわち教員、司書、学生、管理者または学校でその他の役割を行なっている 人々であろうとある種の訓練を必要とするだろう。 train-the-trainer model というのは、ある人のグループが科目や道具に 関し訓練を受け、そしてその訓練を受けた個々の人がそれぞれ別のグループを 訓練するというもので、インターネットの訓練には良いモデルである。 興味を持った教員の小さなグループは訓練を与えられ、その後、その教員 たちは同僚に教えることができる。1つの利点ははじめのグループが、 学校の他の教員の特定のニーズに目標を定めることができることである。 複雑なハードウェアに依存する時には、技術的な支援を必要とするであろう。 このような技術支援はたいてい存在しないので、学校では確かにそのような 技術を必要とするだろうが、この種の技術支援の提供は扱いにくいかも しれない。ある地域では地域レベルでそれを供給することをはじめている。 ある学校では、商売、事業、または政府機関からのボランティアを使う ことができる。この種の支援の多くは、ネットワーク経由でなされ、 離れたところにいる誰かが、学校へ時々訪問することだけで設備を維持する ことを可能にする。付け加えると、ベンダーは、しばしばいくつかの支援 おそらく基本的な質問に対しての質問窓口を供給する。 4.4 学校のシステムを購入する人々にこれについてお金をかけることを どうやって納得させるか? ほとんどの人々はそれに触れさせることで納得する。パイロットプログラムを はじめることによって概念の証明ができる、学校の中での1人の熱心な 人間は、学校または地域全体にとって触媒になることができる。もし、 あなたが、インターネットのアカウント(上で提案したような)をもらうことが でき、授業で教育のために使うことができるなら、あなたは大学の学部、 学校/共同体や、学校の委員会で、システムを購入する人々に インターネットについて紹介できる。 アメリカ合州国文部省における Educational Research and Improvement の National Center for Education Statistics は、学校管理者を対象にした "Experience the Power: Network Technology for Education" という表題の 17分のビデオを放送した。インターネットは何であるかについて教育するため または、小学校、中学校で通信を使用するための支援を奨励するために、 合州国のひと握りの学生、教員、政策決定者のインタビューを使う。 Sellers [Page 8] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 The NASA NREN(合州国航空宇宙局国立調査及び教育ネットワーク)K-12 推進室 (イニシアティブ)はインターネットを使うことが学校にとって どのように役に立つかを述べた11分のビデオを作成した。このビデオは 「地球的な探索:学級でのインターネット」と題されている、そしてコ ンピュータネットワークの力を経験した学生や先生たちへのインタ ビュークリップを通じて話しをする。2つのビデオに関する詳しい情報 を得るには、「教育統計のためのナショナルセンター」と「NASA 中央 操作室の教育者のための資源」である、9節"Resources and Contacts" (資源と連絡先)の「組織」の項を参照のこと。 4.5 技術支援と訓練の為にはどこに(資料を得に)行けば良いか? 多くの技術支援と訓練はインターネット自身を使うことで得られる。支 援と訓練についての問題を議論し、解答を出す(メーリング)リストや ニュースグループを知り参加する人々にあなたは質問を送ることができ る。そのような一覧はTipsheet(コンピュータによる援助と先端(情報) の交換)と言い、その目的は人々が質問を行なったり、結果を議論する 場を作る為の援助の場をを与えることである。他の(メーリング)リスト として教育関係の(メーリング)リストは質問7.2で述べられている。こ れらのすべては第9節の"Resources and Contacts"(資源と連絡先) に一 覧してある。 ネットワークニュース、またはUsenetニュースはコンピュータサイエン ス、一般のサイエンス、社会的と文化的テーマ、娯楽の興味、などなど を含んだ様々な話題のグループが議論を行なう世界規模の電子掲示版で ある。目的にあったニュースグループに質問を送ることによって、あな たはあなた独特の問題に経験のある人から答を受けとることが出来る。 "comp"(コンピュータの為の)で始まり、あなたの質問について関係があ るものオペレーティングシステム、ハードウェア、ソフトウェアなどが 続くところで探すべきニュースグループを特定する。例えば、 "comp.os.unix"または "comp.os.msdos.apps"である。Usenetニュース の文化とエチケットを理解するために、"news.announce.newsusers"の グループを読みなさい。 あなたの地域的な組織もあなたが得ることの出来る資源をおそらく持っ ている。それらは、やはり単科大学と総合大学、会社、コンピュータの クラブとユーザーグループ、技術コンサルタント、そして政府機関であ る。 あなたのネットワーク事業者(プロバイダー)は訓練や支援のための技術 的発行物を提供するでしょう、そして他のグループも公式の授業やセミ ナーを提供するでしょう。それらの学校のために任命された技術要員 は、授業やセミナーの良い候補者である。 Sellers [Page 9] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 もっと深い知識や調査のためにあなたが読みたいであろう文献がいくつ かある. 8 節の "Suggested Reading" を見なさい. あなたの質問に答 えてくれるであろう計算機の世界独特の話題が載っている本があります . 新しい本は, あなたのところの図書館や書店や書店のカタログを チェックしなさい. 5. 実現と技術的な選択肢に関する質問 5.1 私の学校を接続させるための選択肢についてどうやって学べば 良いのでしょう? アメリカでは, たくさんの州に広がる教育のネットワークがあり, そのほとんどはインターネットにアクセスできる. あなたの地区に先生や生徒にアカウントをくれる州の教育ネットワークが あるかどうかを知るには, School Network の連合組織(consortium) に 問い合わせなさい. InterNIC は, 地域のネットワークプロバイダや 国全体のネットワークプロバイダのリストを持っている. School Network の連合組織(consortium) と InterNIC は 9 節の "Resources and Contacts" にリストされている. ヨーロッパの RIPE NCC のような世界の地域 NIC も, サービスプロバイダの リストを提供できる. 環太平洋地域(Pacific Rim)の APNIC は, 近い将来に似たようなリストを持つでしょう. 学校でネットワークを使うことに関してとても詳しく, 独立した相談相手として積極的に働くあなたを助けてくれる人が 大学内や, 共用ネットワークでのネットワーク接続プロバイダのための 技術会社内や, 政治機関内で見つかることもある. インターネットやインターネットへのつなぎ方について書かれた本が たくさんある. いくつかは, 8 節の "Suggested Reading" に リストされていて, さらに毎月出版されている. 図書館や書店や書店のカタログをチェックしなさい. 5.2 私たちの計算機の何台をインターネットに接続すべきなのでしょう. あなたは, できるだけたくさんの学校にある計算機を インターネットにアクセスできるようにしたいでしょう. ダイアルアップサービスを使っていると, 学校中の 共有アカウントがたくさん欲しくなるかも知れない. もし, あなたの学校が何台かの計算機が接続されている ローカルエリアネットワークを持っていたら, 一つのインターネット接続で学校中にサービスを提供できるはずである. ネットワークにたくさんの計算機を接続するつもりなら, 線のスピードを 適切なものにする必要があるでしょう. 今日利用可能なほとんどのダイアルアップシステムでは, 使われるネットワークユーティリティー(FTP など)によっては, 一組のネットワークユーザほどしか適切でないスピードである 14.4Kbs(kilobits per second) までのスピードをサポートしている. もし, たくさんのユーザを接続することを計画しているのなら, ことによると, それ用に 56Kbps かそれ以上の専用線を 考えなければならないであろう. Sellers [page 10] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 5.3 通信実験室(telecommunication lab)を設けるか、各教室にネットワークに 接続されたコンピュータを入れるべきでしょうか? コンピュータ教室(computer lab)は装置を管理する人にとっては、維持管理が より容易で、クラス全体の(生徒)1人ずつあるいは2人ずつが同時にコンピュー タを使用することを可能にするが、生徒と先生の両方にとって、(labでない普通の) 教室にコンピュータをおいた方がより便利である。もし、labを選ぶなら、 おそらく、特定の先生あるいはメディア専門家に彼らの教育コースにおけるlabの 使用に関し同意を得る必要があるだろう。他に、学校全体にある他のlabを考える のもよいだろう。例えば、もしあなたが科学あるいは語学演習(lab)を持つなら、 そこは、インターネットを使い始めるあなたの学校でもっとも良い場所かもしれ ない。そして、最後に、図書館は人々がネットワーク資源にアクセスする自然な 場所であることを思いだそう! キャンパス中のコンピュータのすべてをネットワークに接続する費用は高い。 ダイヤルアップアクセス、専用線、あるいは他の可能性など-- 他の選択肢を 考え、あなたの学校の必要性と優先度に対し重みをつけて考える必要があるだろ う。インターネットの利用が広まるにつれ、専用線経由でインターネットに(通信) 経路を持つキャンパス全体のLAN(local area network)を作るほうが、教室にモデ ムを追加し続けるよりも、有効となってくる。あるいは、あなたは下記の質問5.5 で述べられるような他の方法を考慮したいかもしれない。 5.4 人々は自宅からインターネットにのれる(利用できる)か? これは、あなたのネットワークアクセスプロバイダに依存する。それは確かに 可能で、多分あなたの学校の教育者が自宅にたまたま必要な設備を持っていたら 望ましいことである。技術的に可能な場合でも、生徒にこのオプション(dial-up) を利用可能とするかは、議論の必要がある。これはあなたの学校が属するコミュ ニティーで、学校/コミュニティーの集まりなどの公の場で議論するとよい。 教育者と親が生徒のインターネット利用をモニター(監視)する共有責任が論点と なっている。 5.5 完全な、専用線による接続の費用を払わずに、インターネットサービスを 使う方法はなんですか? パブリックドメイン(無料)あるいはシェアウェア(小額あるいはしばしば ある場合のみ費用をはらう)で入手できるUUCP(Unix to Unix Copy)ソフトウェア 一式の色々な種類(implementation)をもちいて、ローカルに蓄積ネットワーク Sellers [Page 11] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 (store-and-forward)を作ることができる。UUCPは、Amiga, IBM, Macintoshなど 色々なコンピュータ(platform)で動作する。その接続は、同一区域内電話番号 (local phone numbers)を用いたダイヤルアップ電話回線経由である。Usenet ニュースと電子メイルは、そのコンピュータが最終目的地への、経路上の次の コンピュータに接続をする予約時刻まで、そのコンピュータに溜めて("stored") おかれる。その予約時刻が来ると、その経路に沿って、それが転送される ("forward")。ほとんどのコンピュータは少なくとも30分に一度は、出て行く (データ転送)要求を処理するように設定される。この種のシステムでは、9節、 ``資源と連絡先''、で列挙したメイリングリストやlistservなどへのアクセスを 含む電子メイルと同様に、あなたのサイトが運ぶことを望む数だけのUsenetニュ ースにアクセスできる。多くのファイルサーバは電子メイルでもファイル転送と 他のサービスを提供する。 この種のシステムにはいくつかの重要な利点がある。第1に、この種のネットワー クは実際にデータを転送する間のみ接続をし、電話線をより有効に利用するため、 費用がかなり安い。第2に、(情報の)フィルタリングが可能で、生徒にどのような 情報が利用できるか、学校がある程度制御できる。 この種のインターネットアクセスの欠点は、あなたが利用できるインターネット アプリケーションの範囲に限界があることである。 FrEdMail、FidoNet、とK12Netは、蓄積転送システムである。例えばFidoNetは PCで動作する素人(amateurs)、趣味人(hobbyists)のネットワークで、マイクロ コンピュータ(パソコン)とモデムを持っている人なら誰でもアクセスすることが できる。これら3つの組織すべての連絡先は9節の、``資源と連絡先''で見つける ことができる。 6. セキュリティーと倫理に関する質問 6.1 学校では誰がアクセスすべきか、教師それとも生徒? 管理職からメディアスペシャリスト、図書館司書を含む教育関係者、そして生徒すべ てがインターネットにアクセスすべきであることは明白なことである。支援スタッフ はアクセスすべきでないという理由はない。小学校においては生徒のアクセスのため に上級学校(中、高校)の生徒に比べてさらに監督しなければならないであろう。 Sellers [Page 12] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 6.2 私はインターネット上のファイルには、子どもが得るのを親が好ましくない とおもうようなものがあると聞きました。どうすれば子ども達がこのような不愉快な ものにアクセスすることを防ぐことができますか? もし、あなたの学校が直接インターネットにつながっているのならば、そしてもしつ ながっていなくても、さけるべきデータにアクセスすることから生徒を遠ざけるため の技術的解決方法を持つことは不可能である。ネットワーク上にいる人々すべて、も ちろん生徒たちも含めて公開された電子貯蔵所からファイルをダウンロードでき、そ の中にはだれもが子ども達は不適当だと考えるような情報も含まれていることもある 。5.5で述べられた貯蔵し、送るといったシナリオは生徒がアクセスできる情報を フィルタリングするひとつの解決であるが、もし生徒が電子メールを利用することが 許されているならば、だれかにそれらのさけるべき情報を送ってもらうことも可能で ある。 このようなことから、学校が生徒のインターネットの利用のガイドのための明確な規 定を作り、ルールやそれらを破ることの意味の重要性を指導し、それらを用いてイン ターネット上での行動を規制することは重要である。それに加えて、学校においてカ リキュラムの中で技術と倫理をとりまく統合された問題を考慮すべきであろう。 他の可能性としては、生徒がインターネットにアクセスする時間や機会をコントロー ルしたり、監視下でのみアクセスを許すといった方法がある。これはもちろん問題と してインターネットアクセスの倫理を教えるといったことより望ましい方法とは言え ないが、学校、そしてその生徒や教師の完全な保証のために他の方法と一緒に組み合 わせながら利用すべきであろう。 どの場合においても、学校は、生徒が好ましくない情報にアクセスできなくすること を完全に保証することはほとんど不可能であるが、(生徒がネットワークアクセスの 倫理を)理解するまで道理をわきまえた監督を実行する必要がある。 6.3 どのようにしたら我々や他の人が所有しているコンピュータを、生徒の"ハ ッカー"から守れるのでしょうか。 コンピュータ関係者の間の言語では、「ハッカー」はコンピュータシステムについて の理解と操作に長けている人を意味します。「クラッカー」とは悪意をもって、また 不法に他人のコンピュータシステムへの進入を企てるひとの事を意味します。 Sellers [Page 13] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 コンピュータセキュリティは、学校のコンピュータのセキュリティを維持することと 生徒(や、他のネットワーク利用者)の正しい行動をとらせることの両方とも、いう までもなく重要なことです。この領域においては、学校の規定だけでなく州や国の法 律も取り入れるべきでしょう。セキュリティーの問題を通してあなたの判断を手助け するであろうあなたの入手可能な情報には以下のような2つがある。 "サイト セキュリティ ハンドブック(FYI 8)" "教育における情報技術の倫理的な利用(Sivin & Bialo)" これらの文書の完全なリファレンスは8章の「読書のすすめ」に示してある。「教育 における情報技術の倫理的利用」のパンフレットは他の国の法律よりもアメリカの法 律に良くあてはまるものであるが、そのいくつかの考え方は様々な国々で適用可能な ものである。 6.4 我々がインターネットに接続する際に、どのようにすれば我々のコンピュー タをウィルスの攻撃から守ることができるのでしょうか。 もし、あなたが(テキストや絵のような)データの交換にインターネットを利用して いるのならば、ウィルスの汚染は一般的には問題にならないであろう。本当に心配し なければならないのは、あなたがソフトウェアプログラムをダウンロードして、それ らをあなた自身のコンピュータで実行したときである。あなたがネットワーク経由で ダウンロードし実行しようとするどんなプログラムにもウィルスをもっている可能性 がある。そのため、どんなプログラムも、それがテープに入っていようがディスクに 入っていようが、オリジナルパッケージに入った売り物のソフトウェアであっても、 ウィルスに感染している可能性を持っている。よって、全てのコンピュータにウィル ス防御のソフトウェアをインストールし、実行しておくべきであろう。 ウィルスチェックのソフトウェアはインターネット経由で、コンピュータ・エマージ ェンシー・レスポンスチーム(CERT)のAnonymousFTPや同じものが動いているアメリカ 国家標準化と技術協会(NIST)のサーバーから無料で手に入れることができる。そのAn onymousFTPのホストコンピュータはftp.cert.orgです。(AnonymousFTP上の情報に関 してはAppendix Bを見て下さい。)あなたの利用しているハードウェアやソフトウェ アのベンダー(提供会社)、あなたの利用しているネットワークプロバイダー、あな たの技術的支援をしてくれる情報源、そしてネットワークのメイリングリスト上のあ なたの仲間たちは、あなたのサイトで適用できるもっと特殊な情報を提供することが できるでしょう。 あなたのプログラムと一緒にウィルスをダウンロードする危険を避けるためには、信 頼できる情報源を利用しなさい。あなたの良く知っている人に尋ねるとかメーリング リストやニュースグループにソフトウェアアクセスにもっとも信頼できるサイトを見 つけてもらうような質問を送るなどをおこないなさい。 6.5 インターネットを利用するためのルールとは何なんでしょう? あなたのインターネット接続が完了したら、あなたのアクセスプロバイダーは彼らの 利用規定(AUP)を知らせてくるでしょう。この規定はあなたの接続で容認できる、ま た禁止している利用方法を説明している。たとえば違法な目的でネットワークを利用 することは全ての場合において容認されていないでしょう。いくつかの場合、商用目 的でネットワークを利用することを禁止している場合もあるでしょう。もしそのよう な規定が言及されていなければ、一度訊ねてみて下さい。全ての利用者は彼らのネッ トワーク利用でできることとできないことを知りたがっているはずですから。 Sellers [Page 14] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 プロバイダーのAUPに加えて、学校関係の規定を規定することはもちろんの事である と覚えておいて下さい。 7.教育的協同、プロジェクト、そして教材に関する質問 7.1 どうすれば既に実施されているインターネットを用いた特別な目的のプロジ ェクトを見つけることができるのでしょうか。 インターネット上には特に小学校や中学校に向けられた様々な教育リソース(情報) が存在し、その数は増え続けている。InterNIC(インターニック:****)のゴフ ァーサーバーはK-12(幼稚園から高校まで)の教育のセクション(部署)をもってい るし、学校Consortium for School Networking(CoSN;学校ネットワーキング協会) もゴファーサーバーを所持している、NASA(ナサ:アメリカ連邦航空宇宙局)のスペ ースリンクは小学校や中学校の教師たちによって管理されている。NYSERNetのインタ ーネット・スクールハウスは谷間のプログラムを繋ぐための拡張を行っている。これ らにアクセスするためには、第9章の"教育リソースとコンタクト"を見て下さい。 EdnetyやKidsphere、学校ネットワーキング協会会議リスト(cosndisc)などの電子メ ーリングリスト上の多くの人々は、彼らが実践しているプロジェクトを投稿したり、 パートナーや協力者を求めたりしています。Usenet NewsのK12階層でもいくつかのグ ループを持っており、そこでも同様に教師たちがプロジェクトへの勧誘を投稿してい る。これらの電子メーリングリストやニュースグループへの参加に関しては第9章の "情報源とコンタクトの方法"を見て下さい。教師たちの特別な関心毎のニュースグ ループやメーリングリストに関しては、第8章"読書のすすめ"にあげられている" EdnetのUsenetニュースグループガイド"や"教師のためのE-mailリスト"を参考に して下さい。 インターネットを探検する際に、プロジェクトを見つけたりする事を手助けしてくれ るようないくつかのツールはすでに開発されている。これら数多くの情報源探検ツー ルを効果的に外観するのは、欧州アカデミック研究ネットワーク協会(EARN)によって 書かれた"Guide to Network Resource Tools"が参考に成るでしょう。そこではGop her(ゴファー、ゴウファー、ゴッファー?)やVeronica(ベロニカ)、WAIS(ウェ イズ)、Archie(アーキー、アーチー)、World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェ ブ、ウェッブ)などの基本的なツールが解説され、これらツールのさらなる情報を得 るためのポインターも提供されている。それは8章の"読書のすすめ"にあげられて いる。 7.2 ネットワークの構築をサポートしてくれたり、学校がプロジェクトに参加す るのをいとわない仲間を見つけるのにはどこへ行けば良いのでしょうか。 第9章の電子メーリングリストとUsenetニュースグループのように"資源とコンタク ト"はインターネットを利用したプロジェクトに貢献したいという人々によって、内 容が豊になっている。 そこにはまたあなたが参加したいと思うであろういくつかの会議が記載されている。 全米教育コンピューティング会議(NECC)は、教育における技術に関する国際協会(IS TE)がスポンサーになって、 Sellers [Page 15] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 Tel-Ed(遠隔教育会議)として開催されている。ISTEでは教育のための遠隔コミュニ ケーションに関する全世界の会議のカレンダーを掲載したオンラインサーバーを運営 している。INET会議はインターネット協会によって、毎年開催されている。9章の" 情報源とコンタクト"にこれらの組織やISTEのオンラインサーバーへのアクセスに関 する情報を掲載している。 7.3 現在教室でインターネットがどのように使われ始めているのかといういくつ かの事例にはどのようなものがあるのでしょうか。 インターネットを用いたプロジェクトではしばしば世界中から地域のデータを投稿す ることを要求し、そのデータを全ての人々が利用できる形に変えて提供するといった ことが行われている。天気の変化、水や空気の汚染、そしてオオカバマダラ(北米に すむ移動蝶)の渡りなどについてはインターネットを通じて集められたいくつかのデ ータがすでに存在している。Appendix Aでは、異なった内容領域のやインターネット の利用の違った方法などを、Kidsphere電子メーリングリストからのいくつかの事例 として取り上げている。 あなたが興味を持つような数多くの特別なプロジェクトが存在している。非営利団体 のKIDLINK協会が運営しているKIDS-94(そしてその後の年の)もそのひとつである。 そこでは現在10の議論とサービスが行われており、それらのいくつかは10才から1 5才までの子ども達に利用が限られている。他の見るべき所としてはナショナルパブ リックテレコンピューティングネットワーク(NPTN)のアカデミーワンがあり、現在5 から10のプロジェクトが行われている。国際教育研究ネットワーク(I*EARN)での非 営利団体であるコーペンファミリー基金のプロジェクトは世界中の学校における遠隔 コミュニケーションを促進している。チャットバックトラストはイギリスや世界中に おいて、精神的、身体的に障害をもった人々とのコミュニケーションのために学校で の電子メール利用を初めて行ったところであるが、チャットバックインターナショナ ルはいくつかの学校をインターネット上に直接接続し、あなたが調査したくなるよう なネットワークサーバーを運営している。ヨーロピアンスクールズプロジェクトは2 0の国のおよそ200の学校が参加し、中、高校の教師の支援システムの構築を目指 している。これらのグループやサーバーへのアクセスに関する情報は第9章の"情報 源とコンタクト"を参照して下さい。 7.4 教室探検のためのとくに利用しやすいインターネット上のサイトのリストに 関するマニュアルはありますか? 数多くの情報源ガイドが存在するが、その2、3のものは教育関係者を特に直接読者 としている。"特にK-12の教師と生徒のためのインターネットと他の遠隔コミュニケ ーションの機会の不完全なガイド"はNCSA教育グループによって編集されており、オ ンラインで利用可能である。 Sellers [Page 16] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 "教育者のためのインターネット情報源、Ver2"もまたオンラインで利用できる。こ れはネブラスカとテキサスの2つの大学の遠隔コンピューティングコースを1992年か ら1993年に卒業した46人の教師達のチームによって書かれた。Ednetの"教育者の ための電子メールリストガイド"や"教育者のためのUsenetニュースグループガイド "も電子的に利用できる。ERICは遠隔コミュニケーションと教育に関するいくつかの 文書を提供しており、ERICダイジェストの"インターネットベーシックス"やERICレ ビューの"K-12ネットワーキング"、"遠隔教育のための教育開発"、"遠隔教育の ストラテジー"などが含まれている。これらの文書の完全な目録情報は8章の"読書 のすすめ"にある。これらの文書を電子的に検索するためにはAppendix Bを見てほしい。 印刷されたインターネットのガイドも、インターネット上の新刊情報にでてきている 。紙の情報ガイドの問題は、インターネットが変化する環境であり、それらの情報は あっというまに古くなってしまうことにある。これらのガイドについては図書館や書 店、出版社のカタログなどをチェックしてほしい。 印刷されたインターネットガイドの問題に対する一つの解決策にニュースレターがあ る。ネットティーチニュースはネットワークに興味のある小、中学校の教師を対象に したニュースレターである。そこには教師が興味をもちそうなインターネット上の新 しいサービスや協同のプロジェクト、会議、新しい本や出版物、そしてネットワーク ツールやサービスを利用した実践的指導を示した"教育のコーナー"などが紹介され ている。ネットティーチニュースは年間10回ほど出版され、印刷物か電子メールで 入手できる。申込みに関する情報は9章の"情報源とコンタクト"を参照してほしい。 7.5 どうしたらインターネットに貢献することができるのでしょうか。 教育ネットワーキング協会が運営するネットワークサーバーには、小学校や中学校に 関係する人々によってアイデアを出し合うための特別のものが用意されている。教師 達はプロジェクトやレッスンプラン、そしてアイデアへの参加を励まされている。PS GnetやRAINetによって運営されているゴファーサーバーもまた小学校や中学校を対象 とした数多くのメニューセクションを用意し、参加を呼びかけている。9章では、Co SNへのアクセスや参加、PSGnetやRAINetのサーバーへのアクセスに関する情報を"情 報源とコンタクト"にまとめてある。あなたが経験による学習のコースにおけるあな た自身の変化と同じようにあなたが他の人のために作った情報はなんでもアップデー トしていくことを忘れないことは重要なことである。 電子メールリストやニュースグループの話題もまた、あなたの知識やあなた自身を情 報源として、またあなた自身のサイトの電子サーバーに掲載するために知識をどのよ うにしてみつけるたかをあなた自身の経験として共有するために投稿することができる。 Sellers [Page 17] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 アメリカのピッツバーグやペンシルベニアの学校のグループではそのようなサーバー を一つ共有しており、そこではいくつかの小学校のうちの一つの構造上に公開された 写真や記事を見たり、あなたのコンピュータにダウンロードしたりすることができる。 8. 推薦する読み物 (Suggested Reading) アスタリスク (*) で示された項目は、オンラインかつ無料で入手できる。 電子的に文書を入手する方法については、付録B (APPENDIX B)を参照のこと。 Dearn, D. The Internet Guide for New Users. Washington, DC: McGraw-Hill, Inc., 1994. *"Ednet Guide to Usenet Newsgroups" online: nic.umass.edu pub/ednet/edusenet.gde *"Educator's Guide to E-Mail Lists" online: nic.umass.edu pub/ednet/educatrs.lst Fraase, M. The Mac Internet Tour Guide. Chapel Hill, NC: Ventana Press, 1993. *FYI 4 "FYI on Questions and Answers: Answers to Commonly asked "New Internet User" Questions", Malkin, G.S. and A. Marine. (fyi4.txt or rfc1325.txt) *FYI 5 "Choosing a Name for Your Computer", Libes, D. (fyi5.txt or rfc1178.txt) *FYI 8 "Site Security Handbook", Holbrook, J.P. and J.K. Reynolds. (fyi8.txt or rfc1244.txt) *FYI 16 "Connecting to the Internet: What Connecting Institutions Should Anticipate", ACM SIGUCCS Networking Task Force. (fyi16.txt or rfc1359.txt) *FYI 18 "Internet Users' Glossary", LaQuey Parker, T. and G. Malkin. (fyi18.txt or rfc1392.txt) *FYI 19 "Introducing the Internet--A Short Bibliography of Introductory Internetworking Reading for the Network Novice", Sellers [Page 18] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 Hoffman, E. and L. Jackson. (fyi19.txt or rfc1463.txt) *FYI 20, "What is the Internet?" Krol, E. and E. Hoffman. (fyi20.txt or rfc1462.txt) 一連のFYIは下記のところからオンラインで入手できる。あなたのサイトから もっともちかいところを選んでファイルをダウンロードすること。 United States ds.internic.net (198.49.45.10) fyi/fyi##.txt Pacific Rim munnari.oz.au (128.250.1.21) fyi/fyi##.txt Europe nic.nordu.net (192.36.148.17) fyi/fyi##.txt *"Guide to Network Resource Tools", EARN Association. May 1993. 64 pp. online: naic.nasa.gov files/general_info/earn-resource-tool-guide.ps and earn-resource-tool-guide.txt ftp.earn.net pub/doc/resource-tool-guide.ps and resource-tool-guide.txt ns.ripe.net earn/earn-resource-tool-guide.ps and earn-resource-tool-guide.txt ds.internic.net pub/internet-doc/EARN.nettools.ps and EARN.nettools.txt 電子メイル利用の場合: メッセージを下記に送る。 ...LISTSERV@EARNCC.BITNET Subjectは空で、本文の最初を空行に、 ASCIIテキスト形式のためには、以下を入力 ...GET NETTOOLS TXT あるいはPostscript版入手のためには、以下を入力 ...GET NETTOOLS PS Sellers [Page 19] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 *"Incomplete Guide to the Internet and Other Telecommunications Opportunities Especially for Teachers and Students K-12", NCSA Education Group. July, 1993. online: ftp.ncsa.uiuc.edu Education/Education_Resources/Incomplete_Guide ハードコピー(紙に印刷されたもの)の注文は、下記まで、 Valerie Sheehan NCSA Education Group 605 E. Springfield Ave. Champaign, IL 61820 vsheehan@ncsa.uiuc.edu or: Lisa Bievenue NCSA Education Group 605 E. Springfield Ave. Champaign, IL 61820 bievenue@ncsa.uiuc.edu *Internet Resource Directory for Educators online: tcet.unt.edu pub/telecomputing-info/IRD/IRD-telnet-sites.txt, IRD-ftp-archives.txt, IRD-listservs.txt, and IRD-infusion-ideas.txt Kehoe, Brendan. Zen and the Art of the Internet: A Beginner's Guide. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1992. Krol, E. The Whole Internet User's Guide & Catalog. Sebastopol, CA: O'Reilly & Associates, Inc., 1992. LaQuey, T. The Internet Companion: A Beginner's Guide to Global Networking. Reading, MA: Addison-Wesley Publishing Company, 1992. Marine, A., S. Kirkpatrick, V. Neou, and C. Ward. Internet: Getting Started. Englewood Cliffs, New Jersey: Prentice-Hall, 1993. Sivin, J.P. and Bialo, E.R. "Ethical Uses of Information Technologies in Education", 1992. Washington, DC: U.S. Department of Justice, Office of Justice Programs, National Institute of Justice. Sellers [Page 20] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 注文は、US国内は800-851-3420、国外からは301-251-5500まで、 あるいは手紙で下記まで U.S. Department of Justice Office of Justice Programs National Institute of Justice Washington, DC 20531 *RFC 1480 "The US Domain", Cooper, A. and J. Postel. June 1993. (rfc1480.txt) この文書はUS国内にいない人にとっても役立つ。そのファイルをダウン ロードするところは、FYI文書の項の一覧を参照のこと。 9. (情報)資源とその連絡先 (Resources and Contacts) ------------ 会議 (CONFERENCES): ------------ NECC and Tel-Ed International Society for Technology in Education 1787 Agate Street Eugene, Oregon 97403-1923 USA phone: 503-346-4414 or 1-800-336-5191 fax: 503-346-5890 email: iste@oregon.uoregon.edu (Compuserve: 70014,2117) (AppleLink: ISTE) 世界中の会議のカレンダー(日程表)と他の情報への電子的なアクセスが、 ISTEのサーバで可能。この節の"ネットワークサーバ"を参照のこと。 INET Internet Society 1895 Preston White Drive Suite 100 Reston, Virginia 22091 USA Phone: 703-648-9888 Fax: 703-620-0913 Email: isoc@isoc.org Sellers [Page 21] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 ---------------------- 電子メイルリスト (ELECTRONIC MAIL LISTS): ---------------------- Cosndisc (Consortium for School Networking Discussion List) 加入には、下記にメッセージをおくる。 listproc@yukon.cren.org Subjectとメッセージ本文の一行目は空にし、 本文に subscribe cosndisc YourFirstName YourLastName と書く。 投稿には下記にメッセージを送る。 cosndisc@yukon.cren.org Ednet 加入には、下記にメッセージをおくる。 listserv@nic.umass.edu Subjectとメッセージ本文の一行目は空にし、 本文に subscribe ednet YourFirstName YourLastName 投稿には、下記にメッセージを送る。 ednet@nic.umass.edu Kidsphere 加入には、下記にメッセージをおくる。 kidsphere-request@vms.cis.pitt.edu リストに加えて下さいという内容のメッセージを書く。 投稿には、下記にメッセージを送る。 kidsphere@vms.cis.pitt.edu KIDS-95/KIDLINK KIDLINKプロジェクトについて知る、ニュースサービスに加入するには、 メッセージを下記に送る。 listserv@vm1.nodak.edu Subjectとメッセージ本文の一行目は空にし、 本文に subscribe KIDLINK YourFirstName YourLastName KIDLINKについての一般的な情報を受けとるには、同じlistservアドレスに 電子メイルを送る。Subjectフィールドと本文の一行目は空にしておき、 get kidlink general を送る。 Sellers [Page 22] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 K12admin (A list for K-12 educators interested in educational administration) 加入には、下記にメッセージをおくる。 listserv@suvm.syr.edu Subjectとメッセージ本文の一行目は空にし、 本文に subscribe k12admin YourFirstName YourLastName 投稿には、下記にメッセージを送る。 k12admin@suvm.syr.edu LM_NET (A list for school library media specialists worldwide) 加入には、下記にメッセージをおくる。 listserv@suvm.syr.edu Subjectとメッセージ本文の一行目は空にし、 本文に subscribe LM_NET YourFirstName YourLastName 投稿には、下記にメッセージを送る。 LM_NET@suvm.syr.edu SIGTEL-L (A list for the Special Interest Group for Telecommunications, a service of the International Society for Technology in Education) 加入には、下記にメッセージをおくる。 SIGTEL-L@unmvma.unm.edu Subjectとメッセージ本文の一行目は空にし、 本文に subscribe SIGTEL-L YourFirstName YourLastName 投稿には、下記にメッセージを送る。 SIGTEL-L@unmvma.unm.edu Tipsheet (Computer Help and Tip Exchange) 加入には、下記にメッセージをおくる。 listserv@wsuvm1.csc.wsu.edu Subjectとメッセージ本文の一行目は空にし、 本文に subscribe tipsheet YourFirstName YourLastName Sellers [Page 23] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 ---------------- ネットワークサーバ(NETWORK SERVERS): ---------------- Chatback Trust and Chatback International network server via telnet... telnet rdz.stjohns.edu login: student (Follow login instructions on screen.) via gopher... sjuvm.stjohns.edu (port 70) "Rehabilitation Resource Center" を最初のメニューから選ぶ 次のメニューから "SJU Unibase Bulletin Board and Conference System" を選ぶ。 Consortium for School Networking gopher server via gopher... cosn.org (port 70) via telnet... telnet cosn.org login: gopher (no password) Educational Resources Information Center (ERIC) Digests Archives are available via telnet... telnet bbs.oit.unc.edu login: launch (登録するためには、画面の指示に従うこと。メインメニューでは、No. 4, "Topical Document Search (WAIS)"を選び、eric-digestsへ。WAISの中では '?'がhelp。) via FTP... ftp ericir.syr.edu login: anonymous password: your_email_address cd pub via email... mail askeric@ericir.syr.edu (メッセージで興味のある話題について質問する。人間が答える。) Sellers [Page 24] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 via gopher... ericir.syr.edu (port 70) Empire Internet Schoolhouse via gopher... nysernet.org (port 70) via telnet... telnet nysernet.org login: empire (no password) International Society for Technology in Education (ISTE) gopher server via gopher... gopher.uoregon.edu (port 70) via telnet... telnet gopher.uoregon.edu login: gopher (no password) どちらかの方法で接続したら、メニュー項目、 "Search Titles in This Gopher Server" を選び、何を探すか聞かれたら、 ISTEと入力 InterNIC gopher server via gopher... is.internic.net (port 70) via telnet... telnet is.internic.net login: gopher (no password) KIDS Gopher, a KIDLINK service via gopher... kids.duq.edu (port 70) via telnet... telnet kids.duq.edu login: gopher (no password) Sellers [Page 25] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 NASA Spacelink via telnet... telnet spacelink.msfc.nasa.gov login: newuser password: newuser (Follow registration instructions on screen.) To find information on the NASA Teacher Resource Center Network or for a NASA Select television schedule, enter "g" for GO TO, then enter either "TRC" or "NASA Select". via FTP... ftp spacelink.msfc.nasa.gov National Science Foundation's (United States) Science and Technology Information System (STIS) via telnet... telnet stis.nsf.gov login: public Follow instructions on screen. via gopher... stis.nsf.gov (port 70) Office of Educational Research and Improvement (US Department of Education) gopher server via gopher... gopher.ed.gov (port 70) OERIのgopherサーバは、US教育局の情報と教育の研究と統計を含んでいる。 PSGnet and RAINet gopher server via telnet... telnet gopher.psg.com login: gopher (no password) via gopher... gopher.psg.com (port 70) Sellers [Page 26] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 ------------ ニュースグループ (NEWS GROUPS): ------------ alt.education.distance alt.kids-talk comp.security.announce k12.chat.elementary k12.chat.junior k12.chat.senior k12.chat.teacher k12.ed.art k12.ed.business k12.ed.comp.literacy k12.ed.health-pe k12.ed.life-skills k12.ed.math k12.ed.music k12.ed.science k12.ed.soc-studies k12.ed.special k12.ed.tag k12.ed.tech k12.edu.life-skills (especially for school counselors) k12.euro.teachers (in Europe) k12.lang.art k12.lang.deutsch-eng k12.lang.esp-eng k12.lang.francais k12.lang.russian k12.library k12.sys.projects misc.education misc.education.language.english misc.kids misc.kids.computer news.announce.newusers pubnet.nixpub (Usenet Newsと電子メイルだけのアクセスを求めている人向けに 利用を公開しているUnixサイトの一覧がよく投稿されている。) Sellers [Page 27] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 ----------- ニュースレター(NEWSLETTER): ----------- NetTEACH NEWS 8月から3月までは毎月、4/5月と6/7月は隔月に出版されている。NetTEACH NEWS は初心者と経験豊かなネットワーキングをする先生のために書かれている。 ハードコピー(紙での出版物)の年間購読費用は、 US $22.00 for individuals in the US (US国内の個人) US $25.00 for individuals in Canada (カナダの個人) US $30.00 for individuals outside the US and Canada (USカナダ以外の個人) US $30.00 for institutions (組織) ASCII 電子コピーの年間費用は US $15.00 for individuals (個人) Add $5.00 to hardcopy costs to receive both ASCII and hardcopy. (両方の場合、$5.00を加算) 公的な初等、中等教育ネットワークにはサイトライセンス制度がある。学校区での 複数の購読には割り引きがある。 購読申し込み用紙、質問、あるいは投稿に関しては下記まで: Kathy Rutkowski, Editor Chaos Publications 13102 Weather Vane Way Herndon, VA 22071 USA Phone: 703-471-0593 EMail: info@netteach.chaos.com -------------- 組織 (ORGANIZATIONS): -------------- AskERIC ERIC Clearinghouse on Information Resources Center for Science and Technology Syracuse University Syracuse, New York 13244-4100 USA Phone: 315-443-9114 Fax: 315-443-5448 EMail: askeric@ericir.syr.edu Sellers [Page 28] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 最新の電子パンフレットによれば、"The Educational Resources Information Center (ERIC) (教育資源情報センター)は、連邦の資金による 広範な教育に関する文献へのアクセスを提供する全国の情報システムである。 ERICはすべての教育レベル(学年)において色々なサービスともの(product)を 提供する。" その電子パンフレットの他の部分では、"AskERICは、先生、図書館メディア 専門家、管理職員(事務職員)にインターネットに基づいた、質問に答える サービスである。K-12教育に関係するだれでもAskERICに電子メイルでメッ セージを出すことができる。ERICシステムの豊富な資料を調べて、AskERIC のスタッフは、48仕事時間のうちに返事をする。" 教育者は、初等、中等の 教育、学習、教育方法、情報技術、あるいは教育にかかわる管理について質 問をしてよく、AskERICはその質問に答えることができる。Parents AskERIC は、子供の発育、教育的経験をよりよいものにするための情報を求める親の ための新たなサービスである。 Chatback International Dr. R. Zenhausern, Executive Director Psychology Department St. Johns University SB 15, Marillac Jamaica, NY 11439 USA Phone: 718-990-6447 Fax: 718-990-6705 EMail: drz@sjuvm.stjohns.edu The Chatback Trust Tom Holloway, UK Director 25 Clemens Street Royal Leamington Spa Warwickshire, CV31 2DP Phone: +44-926-888333 Fax: +44-926-420204 EMail: t.holloway@warwick.ac.uk Chatback Trustは、もともとは、様々な種類の言語障害をもつ生徒に主に 関わる組織である。Chatback Internationalはそのプロジェクトをインター ネットに拡張したもので、すべての子供を教育するためのネットワーク利用に 関わる。 Sellers [Page 29] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 Consortium for School Networking P.O. Box 65193 Washington, DC 20035-5193 USA Phone: 202-466-6296 Fax: 202-872-4318 EMail: info@cosn.org 最新のパンフレットによれば、"The Consortium for School Networking は、会員制で、K-12教育においてコンピュータネットワーク技術の利用と 開発を促進する組織である。" CoSNに参加するためには、上記に申込書 を請求すること。あなたのアイデア、授業計画、プロジェクトなどを他の 人々がインターネットでアクセスできるように、提供するには、電子メイルを ferdi@digital.cosn.org まで送って下さい。 European Schools Project University of Amsterdam CICT/SCO Grote Bickerrsstraat 72 1013 KS Amsterdam The Netherlands Contact: Dr. Pauline Meijer or Dr. Henk Sligte Phone: +31-20-5251248 Fax: +31-20-5251211 EMail: risc@esp.educ.uva.nl European Schools Projectは、"中学校で教育のネットワーク(telematics??)の 応用の色々な試みを行なう支援をするシステム" である。 FidoNet 1151 SW Vermont Street Portland, OR 97219 USA Contact: Janet Murray Phone: 503-280-5280 EMail: jmurray@psg.com FidoNetは、深夜電話料金の利点を活かし、電子メイルと会議の送受信を行なう ダイヤルアップ蓄積転送(store-and-forward)システムである。 Sellers [Page 30] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 FrEdMail Foundation P.O. Box 243, Bonita, CA 91908 USA Contact: Al Rogers Phone: 619-475-4852 EMail: arogers@bonita.cerf.fred.org International Education and Research Network (I*EARN) c/o Copen Family Fund 345 Kear Street Yorktown Heights, NY 10598 USA Contact: Dr. Edwin H. Gragert Phone: 914-962-5864 Fax: 914-962-6472 EMail: ed1@copenfund.igc.apc.org Dr. Gragertによれば、"I*EARN Networkの目的は、初等、中等学校が人々と 地球全体の健康と福祉に意味ある貢献をできることを示せる低価格の通信 モデルを想像することである。我々は、教育過程の一部としての共同生徒 プロジェクトにおいて、生徒が単に 通信を使った "文通相手" 以上のものに なって欲しいと思っている。" I*EARNは、既存の協力関係に通信を付け加え ために国際的サービスと青年組織とともに活動している。 KIDLINK Society 4815 Saltrod Norway Phone: +47-370-31204 Fax: +47-370-27111 EMail: opresno@extern.uio.no Contact: Odd de Presno KIDLINKは、KIDS-94, KIDS-95など、毎年KIDSプロジェクトを動かしている 組織である。KIDS-NN/KIDLIKに関するファイルを得るためには、この節の "電子メイルリスト" の項を見よ。KIDS Gopherにアクセスするには"ネット ワークサーバ" を見よ。 K12Net 1151 SW Vermont Street Portland, OR 97219 USA Phone: 503-280-5280 Contact: Janet Murray EMail: jmurray@psg.com Sellers [Page 31] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 K12KNetはカリキュラム、native speakersとの言語の交流、K-12教育の先生に よって考案されたクラス間プロジェクトのための会議を集めたものである。 会議は、プライベートに、5大陸にわたるFidoNet互換なBBSで配布されていて、 Usenetニュースグループの "k12" 階層でも流されている。K12Netに関する より詳しい情報は、gopher.psg.comで得られる。 via telnet... telnet gopher.psg.com login: gopher via gopher... gopher.psg.com (port 70) NASA Central Operation of Resources for Educators (CORE) Lorain County Joint Vocational School 15181 Route 58 South Oberlin, OH 44074 USA Phone: 216-774-1051, x293/294 Fax: 216-774-2144 NASA NREN K-12 Initiativeから配布されているビデオ "Global Quest: The Internet in the Classroom" のコピー入手は、上記アドレスまで。ビデオの 料金は実費+配布手数料。また、自分でさらのテープを近くのNASA Teacher Resource Centerに持っていって自分でコピーすることもできる。 あるいはNASA Selectテレビ(放送)を録画すればよい。NASA Teacher Resource Center NetworkまたはNASA Selectに関する情報は、近くのNASA施設に連絡す るか、NASA Spacelinkにlog inすること。("Network Server" のNASA Spacelink 参照) National Center for Education Statistics 555 New Jersey Ave N.W., R.410 C Washington DC 20208-5651 USA Phone: 202-219-1364 Contact: Jerry Malitz EMail: ncesinfo@inet.ed.gov Fax: 219-1728 NCES から配布されているビデオ "Experience the Power: Network Technology for Education" のコピー入手は上記まで。もし電子メイルでビデオを注文する なら、郵送先を忘れずに。 Sellers [Page 32] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 InterNIC Information Services General Atomics P.O. Box 85608 San Diego, California 92186-9784 USA Phone: 800-444-4345 619-455-4600 Fax: 619-455-3990 EMail: info@internic.net InterNICはNational Science Foundationの資金を受けているUSの研究と教育 コミュニティーに情報サービスをするためのグループである。リファレンス 係(参考係)は、月曜から金曜の6amから6pmまで運用されている。 Internet Society 1895 Preston White Drive Suite 100 Reston, Virginia 22091 USA Phone: 703-648-9888 Fax: 703-620-0913 EMail: isoc@isoc.org Internet Societyはインターネットの利用を促進するという目標を指示する 個人と組織のための国際会員組織である: A. 研究と教育の基盤としてのインターネットの技術的発展を促進し、 科学コミュニティー、行政、他がインターネットの発展に関与する ようにするため、 B. 科学コミュニティー、行政、他がインターネットを、広義のインター ネット技術、利用、応用に関し、教育するため、 C. 行政、短大、大学、産業、そして広く一般の利益のために、インター ネットの教育への応用を促進するため、 D. 新しいインターネットの応用への探求の討論の場を提供するため、 そして、世界的インターネットの日常の利用において、組織間の 協力を刺激すること。 Sellers [Page 33] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 Reseaux IP Europeens Network Coordination Centre (RIPE NCC) Kruislaan 409 NL-1098 SJ Amsterdam The Netherlands Phone: +31 20 592 5065 Fax: +31 20 592 5090 EMail: ncc@ripe.net RIPE NCCはヨーロッパのインターネット運用者を支援し、利用者を適当な 運用者に紹介する。 Services include: -ネットワークとAutonomous System 番号の委託登録 -whois.ripe.netでのwhoisサービス -ftp.ripe.netでの文書サービス (gopherとwaisでも利用できる) -会話型情報サービス (via telnet at info.ripe.net) Asia Pacific Network Information Center c/o University of Tokyo, Computer Center 2-11-16 Yayoi, Bunkyo-ku, Tokyo 113 Japan Phone: +81-3-5684-7747 Fax: +81-3-5684-7256 EMail: hostmaster@apnic.net APNICは、Asia Pacific Coordinationg Committee for Intercontinental Research Networksの援助を受ける、Asia Pacific地域での各国ネットワー クインフォメーションセンターの共同組織である。APNICの仕事はアジア環太 平洋地域でのネットワーク組織に情報と登録サービスを提供することである。 Sellers [Page 34] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 10. 参考文献(References) [1] Malkin, G., and A. Marine, "FYI on Questions and Answers: Answers to Commonly Asked 'New Internet User' Questions", FYI 4, RFC 1325, Xylogics, SRI, May 1992. [2] Krol, E., and E. Hoffman, "What is the Internet?" FYI 20, RFC 1462, University of Illinois, Merit Network, Inc., May 1993. [3] "Restructuring Schools: A Systematic View" in Action Line, the newsletter of the Maryland State Teachers Association, a National Education Association Affiliate. R. Kuhn, Editor. No. 93-6. June, 1993. [4] Sivin, J. P. and E. R. Bialo (1992) "Ethical Uses of Information Technologies in Education." Washington, DC: U.S. Department of Justice, Office of Justice Programs, National Institute of Justice. [5] Hoffman, E. and L. Jackson, "Introducing the Internet--A Short Bibliography of Introductory Internetworking Reading for the Network Novice", FYI 19, RFC 1463, Merit Network, Inc., NASA, May 1993. 11. セキュリティーに関する考察 (Security Considerations) 一般的なセキュリティーに関する考察はこの文書の6節で述べられている。 12. 著者のアドレス (Author's Address) Jennifer Sellers NASA NREN 700 13th Street, NW Suite 950 Washington, DC 20005 USA Phone: 202-434-8954 EMail: sellers@quest.arc.nasa.gov Sellers [Page 35] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 付録A (APPENDIX A): インターネットを使ったプロジェクトの例 以下のプロジェクトの例は、1992から93学校年(訳注: USの学校の年度は9月頃 から始まる)の間のKidsphere電子メイリングリストで話題にのぼったものである。 それらのメッセージは紙面の節約のためと、どうやって参加するかなどの詳細な 情報の多くが古いので、編集されている。しかし、ここで述べる情報から今日 できるプロジェクトの範囲と種類がどういったものかという感触をつかむことが できるだろう。 ========================================= 例 1、"中学校数学プロジェクト" ("Middle School Math Project") ========================================= これは公式な "Puzzle Now!" 参加の誘いです。"Puzzle Now!" は教育技術を カリキュラム統合の道具として用いる協同プロジェクトです。"Puzzle Now!" はVA.PENを経由して、数学と語学の先生と生徒のチームに数学パズルの問題を 提供します。 プロジェクト : Puzzle Now! 科目の分野 : 数学/語学(Language Arts) 学年 : 6 - 8 期間 : このプロジェクトは、一週間を周期とする8周期からなる。 プロジェクトの 目標 : -生徒に数学の問題を解く気を出させること。 -問題を明確に、簡潔に、論理的に述べることの重要性を 強調すること。 -生徒に文章での表現技能を延ばす機会を与えること。 -生徒に問題解決の道具としてのコンピュータとモデムに なじませること。 プロジェクトの説明 : このプロジェクトで用意されたパズルは単なる娯楽ではない。 これらのパズルは生徒が論理的理由付け、思考能力の開発、 そして幾何などの多くの実用的な原理を理解することを助ける。 Sellers [Page 36] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 どうやって正しい答を見つけるかのほうが、 正しい答を見つけることより重要だということを覚えることが **非常に重要である。** *解は特定の形式で提出されなければいけないのか?** そうです、解の形式は次を満たすことを必要とします。 グループ/チーム/個人は 1) パズル/問題を述べる、 2) 答を見つけるための方策を説明する、3) 答を述べる。 あなたのチーム/クラスは結局、唯一の解を得るかもしれない。 その意味は、"Puzzlemeister" によって採点される一つの 解を作り上げるために一緒に作業しなければならないという ことになります。 ========================================== 例 2、"詩(Poetry)コンテスト、学年 9-12" ========================================== National Public Telecomputing Network -- Academy One Project Announcement FIRST ANNUAL INTERNET POETRY CONTEST FOR SECONDARY STUDENTS GRADES 9-12 ***FEATURED FORM: THE SONNET*** ***First Place Award: $50.00*** ***Second Place Award: $25.00*** ***Honorable Mentions: $10.00*** 第1回年間インターネット詩コンテストは9-12の学年の生徒からの過去3年以内に 自分でつくった14行詩(sonnet: 短詩)の応募を求めます。このコンテストの目的は 若い想像的なライターが、この場合はsonnetという、特定の詩の形式で書くための 原理の練習を促進することである。(sonnetの定義と例は以下で述べる) Sonnetは、Petrarch、Shakespear、Milton、あるいはSpenser風を含む 認められているどのsonnet形式で提出してもよい。 応募する生徒は、コンテストに応募する各sonnetの原作が自分であり、過去3 年以内に書いたものであることを証明する以下の書式を一緒に送ること。 メイルでの締切は1993年4月30日である。勝者は各応募者に通知され、受賞 作品はインターネットのAcademy Iでも発表される。 Sellers [Page 37] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 コンテストの審判は現役あるいは引退したUS中の英語の先生方である。 ============================================== 例3 Monarch(オオカバマダラ)蝶の追跡 ("Tracking Monarch Butterflies") ============================================== わたしたちの学校は、Novaの動物の追跡方法(pathfinder)を用いて、 monarchの勉強を始めました。必要な基礎情報を与えてくれるこれらの レッスンを経て、monarchを見たデータを集める記入書式を考えました。 私たちは、このプロジェクトに参加してくれる学校にこの書式を送ります。 私たちの5年生がこのプロジェクトを始め、幼稚園から12年生までが参加して くれることを望んでいます。南から北までの(渡り蝶の)移動経路(flyways) にある学校が、最初に見た日付と、蝶の数のデータを集めることに参加して くれることを望みます。我々はまだ、最初の研究をしただけでなく、調査を 続けている鱗し目学者を知りません。あなたからの連絡をお待ちしています。 ======================================= 例4 宇宙作戦シミュレーション ("Simulated Space Mission") ======================================= National Public Telecomputing Network -- Academy One Program Announcement SPECIAL EVENT: NESPUT 24-HOUR CENTENNIAL SPACE SHUTTLE SIMULATED MISSION ON APRIL 27, 1993 SCHOOLS, TEACHERS, STUDENTS, SPACE ENTHUSIASTS: 4月27日は、スペースシャトルの通信とシミュレーションの作戦(mission)は 宇宙での数多くの活動に関する、ほとんど実時間の24時間のものである。 あなたの学校は24時間全部参加してもよいし、もっと短くてもよい。 (例えば、学校の一日あるいは数時間) 24時間の間、学校は通信により 情報を共有し、様々な活動が通信を経て、教室で進む。--- ほとんどの活動は 学校と参加する生徒が作る。Shaker Heights, Ohioの University Schoolの スペースシャトルCenttennial(センター?)は本ものの永続するシミュレータで、 それがスペースシャトルとして機能し、その作戦管制場所はヒューストンの 役割をする。 area as Houston. Reports on the progress of our real student Sellers [Page 38] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 我々の本ものの生徒の宇宙飛行士の進捗報告は、listservとAcademy Oneを 運ぶ、提携しているNPTNのメニューにより投稿される。あなたの学校は以下の どれかの役割をすることができる: 2つ目のアメリカのシャトル 2つ目のロシアのシャトル あなたの地域の気象報告基地 NASAの一つの代替着陸場所 シミュレーション空間のすべての宇宙飛行 士のために、質問と問題を投稿する科学基地 スペースシャトルとスペースプログラムに関する面白い情報を投稿する情報基地 グラフィック基地、画像(GIFファイル)を他の学校に送る。 (あなたのコンピュータ用の(イメージ)スキャナーを持っていれば特によい。) 他の種類の宇宙に関する基地か、あなたが思いつく活動。 ================================================== 例 5 春分の実験と計算 ("Equinox Experiment and Calculation") ================================================== ATTENTION - MARCH 20, l993 IS THE EQUINOX A WORLDWIDE SCIENCE AND MATH EXPERIMENT ERATOSTHENES EXPERIMENT ギリシアの地理学者エラトステネス(Eratosthenes) (おおよそ紀元前276から194) は地球の外周を驚くべき正確さで計測した。アレクサンドリアの大博物館で、彼 は南エジプトの Syneの近くの深い垂直な井戸は年に一度正午に完全に日に照らさ れるということを読んで知った。エラトステネスは、その時間には、太陽が真上 にあり、井戸に光がまっすぐ差し込んでいるに違いないとその理由を考えた。 ほぼSyeneの真北にあるアレクサンドリアでは、垂直に立てた棒に影がある ことから、太陽は、同じ日の正午に真上にないことを彼は知った。そこで、エラ トステネスは、2つの仮定を設け、地球の外周を計ることが出来た。(コロンブス さんごめんなさい) --- 地球はまるく、太陽光線は本質的に平行である。彼は 垂直な柱をアレキサンドリアに立て、Syeneの井戸が完全に照らされたときに、 その影の角度を計った。エラトステネスはその計った角度が、地球の中心 におけるSyneとアレクサンドリアの角度と等しくなるという幾何学を知っていた。 また、この大きさの角に対する円弧は円の1/50であることと、Syneとアレクサン ドリアの距離は5000 stadia(距離の単位?)であることがわかったので、彼は 5000に50をかけ、地球の外周を求めた。彼の結果、250,000 (約 46,250 km)は、 Sellers [Page 39] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 現代知られている値にかなり近い。 (出典: Investigating the Earth, AGI, l970, Chapter 3, p. 66.) エラトステネスが使った公式は、 D A d=SyeneとAlexandriaの距離 _____ = _____ A=360 度という地球がまるいことからくる仮定 a=垂直な棒の影の角度 d a D=決定される値 (外周) ---------------------------------------------------------------- あなたは参加することに興味がありますか? あなたがやるべきことは、垂直な棒(軸)を学校の地面に立て、その日で太陽の 高度がもっとも大きくなる時(太陽時の正午)に、棒の影の角度を測定すること だけです。 -\ - \ 棒 -> - \ - a \ a=影の角度 - \ - \ 地面 ___________________-______\_____________________________ この実験を春分の日に行なうことで、Syeneの井戸と同じように、私たちは 太陽の垂直な光線が直接赤道上からくることを知る。地球儀か世界地図を 使って、あなたのいるところと赤道上の距離、と(地球の)外周が計算できる。 ***************************************************************** だが、本当の地球で、あなたの計った影の角度を他の人たちと共有しませんか? ****************************************************************** あなたの計った影の角度を送ろう ____________度 あなたのいる町の場所を送ろう________________________________ あなたのいる国の場所を送ろう________________________________ あなたの緯度を送ろう________________________________________ あなたの経度を送ろう________________________________________ Sellers [Page 40] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 われわれがすべてのデータをまとめ、そのコピーを教室で色々な場所と角度 を比較できるように送ります。 もし、あなたがわれわれにデータを送ってくれるなら、まとめてあなたに 返送します。 ===================================== 例 6 有名な黒人アメリカ人 ("Famous Black Americans") ===================================== Project Name: Who Am I?: Famous Black Americans Subject Area: Social Studies, Research Skills Grade Level: Grades 4-12 Project Description: このプロジェクトの目標は、生徒がアメリカの黒人の歴史 についての知識を増やすことを助けることである。毎週、 月曜の朝、3つか4つのヒントがあなたのアカウント(訳注: 電子メイルアドレスのことであろう)に送られる。同じこ とが、火、水、木曜の朝起こる。金曜の終りまでにいつ でも、あなたの生徒は答え(ヒントによってわかる有名な 黒人アメリカ人)を次のオンラインアドレスに送ってよい。 whoami@radford.vak12ed.edu 一つのクラスは、各週にひとつだけ答を送らないといけ ない。もし、2つ送られたなら、主催者は最初のものが、 提出されるつもりのものであったとします。 主催者はすべての答を集め、正解を送ったクラスをまとめ、 その一覧を次週の月曜の朝早く電子メイルで送ります。 またその朝、主催者は新しい問題をクラスに送ります。 毎週アメリカの歴史上の異なる有名人のヒントが与えられ、 このプロジェクトは、5週間続く。 Sellers [Page 41] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 Project Length: Five Weeks 賞品: 毎週月曜の朝、参加クラスは、主催者から先週正解を 送ったお祝いのオンラインメッセージが届く。5週間の 期間の終りには、きれいな証明書がすべてのクラスに 贈られる。(郵送される) さらに、5週間の各週に参加した クラスに学校またはクラスのための別の形の参加証明書 が贈られる。 Sellers [Page 42] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 付録 B (APPENDIX B): 電子的に文書を得る方法 インターネット上でオンラインで利用可能なファイルに アクセスする伝統的な方法は, ファイル転送プロトコル(FTP)を基にした プログラムを使う方法である. 多くの情報サイトは, "anonymous" FTP を許す ホストを持つ. その意味するところは、そのホストにアカウントがなくても, (そのホストで)公開するファイルにアクセスすることができるということである。 この付録は, anonymous FTP 経由でファイルを得ることと, インターネットの Gopher プログラム経由でファイルを得ることについて説明する. Suggested Reading にあるオンラインファイルは, すべて anonymous FTP 経由で持ってくることができる. (ほとんどは, Gopher 経由でも持ってくることができる. ) ほとんどの場合, FTP で利用可能なファイルのリファレンスを 見る時, リファレンスは, 計算機のホスト名とパス名を 教えてくれるでしょう. だから, 例えば EARN Resource Tool Guide の ASCII テキスト版は, naic.nasa.gov というホストの /files/general_info というディレクトリの中の earn-resource-tool-guide.txt である. 多くのオンラインファイルは, 2つ以上のホストにミラーされている. 例えば RFC のファイルは, 何台かのホストがその貯蔵所として 振舞うことで知られているので, 引用される時にホスト名が 与えられるのはまれである. RFC や FYI を得る方法のすべてについて知るためには, 本文に 'help: ways_to_get_rfcs' と書いて rfc-info@isi.edu に メッセージを送りなさい. RFC は, Gopher と同様に電子メールや anonymous FTP 経由で利用可能である. Anonymous FTP このファイル転送に関する情報のいくつかは, FYI 19 [5]で参照され、 Ellen Hoffman と Lenore Jacksonによって書かれた access.guide fileの 文章に基づいている。 もし, あなたがインターネットにつながった計算機上にいて, FTP を使うことができるなら, あなたはオンラインでファイルに アクセスすることができる. もしあなたの VM/CMS や VAX/VMS や UNIX, DOS, Macintosh などの計算機が FTP の能力を持っているなら, リストされたそれ用のコマンド例を使うことができるかも知れない. もし, あなたの計算機でそれ用のコマンドを使っても動かなくても、 あなたはまだ FTP アクセスができるかも知れない. その場合は, あなたのシステム管理者やローカルネットワークのコンサルタントに 尋ねる必要があるでしょう. もし, あなたが FTP を持っていなければ, 電子メール経由でファイルを得ることができるでしょう. もし, あなたが UNIX マシンを使っているのなら, あなたはシステムプロン プトから直接 FTP を使うことができる. 他の計算機用に商用とフリーな FTP を許すプログラムがある. (例えば, Macintosh には, Fetch と呼ばれ るとても使いやすいシェアウェアのプログラムがある. Sellers [Page 43] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 一度あなたがFTP アクセスを確立すると, あなたが欲しいファイルがある ホスト計算機に到達し, 適切なディレクトリに接続, そして目的のファイルを あなたの計算機に転送するために, 一連のコマンドを送る必要があるだろう. 典型的なFTP のセッションはここで述べられるが, すべてのソフトウェアが 必ずしもこの通りというわけではない. もし問題があれば, あなたのソフト ウェアのドキュメント('man' ページ)をチェックしたり, 近くの help-desk に連絡しなさい. このセッションでは, 転送されるファイルの例として, naic.nasa.gov にある Network Resource Tools のEARN Guide を使用する. これがあなたができることである: (1) 到達しようとしているホストをあなたの計算機に伝えなさい: ftp naic.nasa.gov (2) 'anonymous'(ななしのごんべえ) というユーザネームで, その計算機に ログインしなさい. あなたはパスワードを入力するように促されるだろう; たいていの場合, パスワードとして自分の完全なメールアドレスを使用する. (3) 必要なファイルを見つけるためにディレクトリをたどっていきなさい. それを行なうための2つの有用なコマンドがある. 一つはディレクトリを 変更するためのもの('cd') で, 同時に一つ以上のディレクトリを通り 越して変更するような使い方ができる: cd files/ganeral_info そして, ディレクトリ内のファイルとサブディレクトリを見るための コマンドは: dir (4) あなたの計算機にファイルを送るためのコマンドを与えなさい: get earn-resource-tools.txt (5) FTP を終了しなさい: quit RFC の保管場所(RFC Repositories): 以下は, RFC がおいてある主なホストのリストと, それぞれの ホストでのRFCのファイルが保持されているディレクトリのパス名である. - ds.internic.net rfc - nis.nsf.net internet/documents/rfc - nisc.jvnc.net rfc - venera.isi.edu in-notes Sellers [Page 44] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 - wuarchive.wustl.edu info/rfc - src.doc.ic.ac.uk rfc - ftp.concert.net /rfc (訳注: 日本では、ftp.nic.ad.jp のディレクトリpub/rfc などにある) RFC は, あなたがSuggested Readings節で見るファイル形式で書かれている。 例えば, rfc####.txt で, #### にRFC のナンバーが入る. RFC を獲得するために, あなたは上に示したホストにFTP するだろう. anonymous でログインし, 記述され たディレクトリにcd し, 欲しいRFC を獲得する. 上で述べた ways_to_get_rfcs というファイルは, どのサイトが電子メールを使ってRFC を獲得することが可能で あるかを説明し, それを行なうため方法を提供する. このドキュメントのように, FYI ドキュメントもRFC であることを思いだしなさい. RFC についての情報はFYI にも同様に適用する. あなたはたいていFYI をRFC ナン バーか, FYI ナンバーによって獲得することができる. FYI ナンバーは fyi##.txt というフォーマットである. ## にはFYI のナンバーが入る. Gopher 情報を見たり、持ってきたりする比較的新しい手法が、Internet Gopher である。 Gopher サーバは一連のメニューで、ユーザに情報を公開している。メニューの 項目を選ぶことによって、ユーザはファイルや Internet 上の他の利用可能な サービスに案内される。gopher は FTP へのインタフェースを持っているので、 Gopher はユーザのためにファイルを持ってくることもできる。だから、Gopher は FTPのかわりにファイルを得るために使うことができる。 一旦あなたが、あなたの要求するファイルの位置を突き止めたら、 あなたは、電子的に郵送する(電子メイルで送る)ということもできる。 いくつかの Gopher サーバは 9節 "Resource and Contact" の Network Servers portion に記載されている。例えば、InterNIC Gopher は RFCへのアクセスを 提供しているサーバのうちの一つである。 普通、Gopher サーバにアクセスする1番よい方法は、あなた自身のホストや、 ネットワーク上でGopherクライアントを動かすことである。しかしながら、 もし、あなたがそのソフトウェアを持っていなかったら、多くの Gopher は telnet ( そのアドレスは 9節を参照 ) 経由でアクセス可能である。 あるホストへ telnet するためには、たいてい、"telnet" というコマンドと、 そのホストの名前を計算機に入力する、例えば telnet naic.nasa.gov の ようにである。 ネットワーク上でアクセス可能であり、一度に1つの(いちいちひとつづつ)ホストに アクセスしなければならない FTP 資源とはことなり、多くの Gopher サーバは インターネット上で相互に結びつけられている。その結果、もし、一つの Gopher サーバにアクセスできれば、あなたは、たいてい、他に何100ものGopher サーバとアクセスできることになる。この 巨大な Gopher のネットワークとそ れらが提供する莫大な量の情報は、"gopherspace" と呼ばれる。もしあなたが特に 興味を持った情報がgopherspaceにあるかどうか、"Veronica" と呼ばれる Gopher Sellers [Page 45] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 内のサービスを使うことができる。Veronica サービスの使用について、より情報 を見つけるためには、Gopher 内から "Search Gopherspace Using Veronica" と いうような項目を探しなさい。 Sellers [Page 46] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 付録 C : このドキュメントで使用される用語集 以下は, 簡単なこのドキュメントで使用される用語集である. より完全なインターネットの用語集は FYI 18 (RFC1392) の "Internet Users' Glossary" を参照してほしい. これらの定義は主にその用語集から引用されている. (8節の "Suggested Reading" を見よ.) Anonymous FTP 特別なユーザネーム, "anonymous" を使用して, ファイル転送プロトコル(FTP) を経てデータにアクセスする手段である. これは公開データへの限定された るアクセス権を供給する比較的安全な方法を可能にするための方法として考案 された. 公開情報源からのデータを要求したいユーザは, FTP を使用して情報源 に接続し、特別なユーザネーム "anonymous" を使い, かつ自分の電子メイルア ドレスをパスワードとして公開データ領域に入る(loginする)。 Cracker コンピュータシステムへのアクセス権を手に入れようとしたり, 悪意を持って それらのシステムやデータに被害を与えようとして, コンピュータの知識を駆使 する人物. Dial-in (also dial-up) ふたつの計算機(またはサーバ)間で、普通はモデムを経て, (音声品質の)公衆 電話回線網を経由しての接続. Download 離れたコンピュータから自分のコンピュータまでデータをコピーしてくること. Uploadの逆である. DSU/CSU (Data Service Unit/Channel Service Unit) ディジタルなモデムに相当するもの. Channel Service Unit は, ディジタル 電話会社が供給するデータ回路に接続する. そして Data Service Unit は, ディジタル装置をCSUに接続するために必要な電子的機能(electronics)を供 給する. 一組になっている DSU と CSU は, 計算機器が高品質、高速データ通 信のための電話デジタルサービスに接続できるようにする. Electronic Bulletin Board System (BBS) ふつう電子通信サービス, ファイルのアーカイブ, 他のサービス, または bulletin board system 管理者(オペレータ)が興味を持つ活動などを提供 する計算機と関連するソフトウェアを指す. BBS は伝統的に趣味人の領域に あったが, Sellers [Page 47] ^L RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 直接インターネットに接続するBBSの数の増加し、現在は多くのBBSが政府, 教育機関, 研究機関によって管理されている. EMail (Electoronic Mail -- 電子メール) コンピュータユーザが通信ネットワーク経由で他のユーザ(またはユーザグループ)と メッセージを交換できるシステム. FidoNet FIDO ダイアルアッププロトコルを使用して相互接続されたコンピュータのネット ワーク. FIDO プロトコルは UUCP と同様の蓄積転送(store-and-forward)ファイル 転送の手段を供給する. FTP (File Transfer Protocol -- ファイル転送プロトコル) あるホスト上のユーザが, ネットワーク経由で他のホストにアクセスし,ファイルを 転送することができるプロトコル. また, FTP は通例, ユーザがプロトコルを実行 するために呼び出すプログラムの名前である. FYI (For Your Information) RFC のうち, 技術標準やプロトコルの記述ではない、副シリーズ. FYI は, TCP/IP や インターネットに関係する話題についての一般的な情報を 伝達する. Gopher 至るところのインターネットからさまざまな情報をつなげ, ユーザに一連の メニューとして提供する分散情報提供サービス. 数多くの Gopher サーバが, 情報やサービスへのアクセスを与えることにおいて 協同しているので, ユーザは実際には異なったホストコンピュータにある情報を 一つの一様なインターフェースを通じて見ることができる. Gopher のインターフェースはとても使いやすく, クライアントとサーバの パブリックドメイン版が利用できる. Hacker システムの内部の働き -- 特にコンピュータやコンピュータネットワーク -- についての個人的な知識を得ることを楽しむ人. 一般のメディアでは, コンピュータやデータに損傷をもたらすために悪意を持ってコンピュータの知識を 使う人という軽蔑的な言外の意味を間違って与えている。 このような人を表す適切な用語は " cracker " である. Sellers [Page 48] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 Internet Engineering Task Force (IETF) IETFは、ネットワークのデザイナー、オペレータ、ベンダーや研究者による 大きく、開放された(オープンな)コミュニティーで、その目的は、インター ネットの運用、管理や発展を調整し、短期的あるいは中期的なプロトコルや アーキテクチャ(構造上)の問題点を解決することである。 IETFはプロトコルの提案や標準の主要な資源である。 InterNIC インターネットについての情報を提供する、ネットワークインフォメーション (NIC)のひとつ。NSF(National Science foundation)の資金を受けている。 InterNICは、3つの契約者のチームで、それぞれ、特定のネットワークサポート 業務に焦点をおく。 3つの仕事は、情報サービス(このドキュメントでもっとも頻繁に引用する仕事)、 登録サービス、名簿(directory)やデータベースのサービスである。 Kbs (Kilo-Bits per Second) 毎秒1000ビットという単位で表現されるデータ転送率。 例えば、56Kbsは、56*1000=56,000ビット毎秒である。 (訳注: Kbpsの方が一般的なように思う。) LAN (Local Area Network) 数平方km以下の地域だけをサービスする目的のデータネットワーク。 比較的小さいネットワークなので、それは普通ユーザに直接制御され 比較的はやい速度(100MB/s [毎秒1000万ビット] まで)で高価でない線 の上で動く。 Leased line 専用線は、2ヶ所の間を常時接続する特別な電話線である。 専用線は一般的に2つのコンピュータの間(インターネット では普通ルータ間)で継続的にはやい速度のデータ(普通毎秒960文字 以上)が転送されるのに使われる。 専用線はその線がいくら分使われたかとは無関係に1ヶ月毎 同じ割合の請求書が送られてきて、使い方により電話線を 使うよりも安くなることもある。 専用線は、電話線でのモデムで可能な以上のデータ(伝送)率が必要となる ときにも使われる。 Listserv (mailing list server) ユーザからのメイルメッセージを受けて、それらのユーザのためのメイリング リストの基本的機能を果たす自動化プログラム。インターネットでは、listverv は、``listname@host''としてアクセスされる。例えば、仮想的なリスト Sellers [Page 49] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 "newsreports@acme.org" は"listserv@acme.org"と呼ばれるとすると、 "listserv@acme.org" に電子メイルを送ると、そのリストサーバだけにメッ セージが送られるが、"newsreports@acme.org" に電子メイルを送ると、その リスト加入者全員にそのメッセージが送られる。すべてのメイリングリストが リスト管理の処理をするためにlisr serverを使っているわけではない。 Mailing Lists 電子メイルアドレスのリスト。一般に、あるメイリングリストは、ある一組の 話題を議論するために使われ、メイリングリスト毎に話題が異なる。メイリング リストは司会される(moderated)場合がある。すなわち。リストに送られたメッ セージは実際には司会者(moderator)に送られ、その人がそのメッセージを皆に 送るかどうか決める。多くのメイリングリストは、新しい人をリストに追加する などの運用を自動的に扱う "listserv" (リストサーバ) プログラムによって管 理されている。インターネットにおいては、listservではなく人間によって管理 されているメイリングリストでは、一般に "listname-REQUEST@host" へメイル メッセージを送り、その本文で加入希望と書くことによって、加入できる。 他の加入者にメッセージを送るには、次に "listname@host" というアドレスを 使えばよい。 Modem (MODulator/DEModulator 変調/復調装置) コンピュータで使用されるディジタル信号を音声電話システムで必要なアナログ 信号に変換する装置。モデムは "ダイヤル" または "専用線" タイプである。 ダイヤルタイプのモデムは普通の電話線で遠隔地のコンピュータを呼びだし、 一秒当たり120から1,920字の速度で動作する。 Network Access Provider (Network Service Provider) ネットワーク接続性またはダイヤルアップアクセスを提供する組織。サービス 提供者は、会社、行政機関、大学、あるいは他の組織であろう。 Network News "Usenet News" の別名(別の呼び方)。 Sellers [Page 50] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 NIC (Network Information Center) インターネット内のネットワークに関する情報が維持されている中心的な場所。 普通NICにはユーザの電話と電子メイルに答える人材がいて、色々な他の仕事の 中で、一般的なネットワーク利用の情報と、参照サービスを提供する。ほとんど のネットワークサービスプロバイダ(NSP)も、それらのユーザに対しNICを提供 する。 Port TCP/IPはホストコンピュータ(訳注: メインフレームのことをいっているので はない)に少なくとも一つアドレスを割り当てるが、FTPのようなアプリケー ションは、対応する(接続先の)サーバホストのアプリケーションと通信しなけ ればならない。"port" はTCP/IPがリモートアプリケーションを指し示す方法で ある。もっとも良く知られているインターネットのサーバらは、関連付けられた 特定のポート番号を持つ。例えば、Telnetはポート番号23を使う。これらは、 "well known ports(良く知られたポート)" とよばれ、それによって、アプリ ケーションプログラマが (Telnet, FTPなどの) 対応するサーバがある特定の ホストのどこにあるかを "知る" 標準的なアプリケーションを書くことが可能 となる。 を関連 PPP (Point to Point Protocol) ダイヤルアップ電話回線のような、シリアル回線を使ってTCP/IP接続を確立する ために使われるプロトコル(通信規約)。SLIP (後述) と似ているが、PPPは、 必要に応じた自動発信(demand dial-up)、(データ)圧縮、より良いフロー制御など の機能を含むより新しい標準である。 Protocol メッセージ形式の正式な(formal)記述と、2つのコンピュータがメッセージを 交換するために従わなければならない規則。プロトコルはマシンとマシンの インタフェースの低レベルの詳細 (例えば、線をビットとバイトが送られる 順)を記述したり、アプリケーションプログラム間(訳注: 原文はallocation programsだが、application programsの間違いでは?)の高レベルの(メッセージ) 交換 (例えば、いん他ー寝っ度出どのように2つのプログラムがファイルを転送 するか)を記述する。 Protocol Stack 端から端まで(end-to-end)のサービスを提供するために関連付けられた一連の プロトコル。例えば、あるコンピュータから他のコンピュータにファイルを転 送するために、File Transfer Protocol (ファイル転送プロトコル)は Transmission Control Protocolを使い、それはInternet Protocolを使い、 またそれはPoint to Point protocolを使うかもしれない。 Sellers [Page 51] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 RFC (Request for Comments) RFC文書は1969年から始まり、インターネットサイトのプロトコルや関連する実験 を記した一連の文書である。全てのRFCがインターネット標準を定めているわけでは ない(実際には非常に少ない)が、全てのインターネット標準は、RFCとして記述され ている。RFCには、インターネット標準化過程での記録が含まれている。 Router ルータとは、ネットワーク間のトラフィックを転送するコンピュータで ある。経路決定は、ネットワーク層の情報とルーティング・テーブルに基づいて行 われ、しばしばルーティング・プロトコルによって構成される。 SLIP (Serial Line Internet Protocol) ダイアルアップ電話回線のようなシリアル回線のTCP/IPコネクションを確立するた めに利用されるプロトコルである。PCやMacintoshのような小型コンピュータは、 SLIPを使ってサーバーにダイアルアップすることができ、これにより完全なインタ ーネット上のノードとして働くコンピュータとなる。SLIPは、常にインターネット に接続するより安価な選択肢として、利用者が少ないサイトで広く利用されている。 SLIPは、多くのサイトでPPPに切り換えられている。 TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol) TCP/IPは、インターネットで使われている主な2つの通信プロトコルの名前である (TCPとIP)。これらのプロトコルは(その他いくつかのものと一緒に)インターネット 上のホスト間通信の基本的な基盤を提供する。FTP、Telnet、Gopherのようなサービス の全てのプロトコルは、このTCP/IPを使用して情報を転送する。 Telnet Telnetとは、コネクション・サービスをするリモート端末のためのインターネッ ト標準プロトコルである。またこの"telnet"という言葉には、リモートコンピュ ータと対話的に(interactive)アクセスすることができるプログラムを指していたり、 そのプログラムを使用する行為にも使われる。例えば、"Telnet to host xyzzy" とは、インターネット上にある別のホストからホスト名"xyzzy"へ対話形式で入る ことを意味している。 Upload ローカルコンピュータからリモートコンピュータにデータを複写することである。 ダウンロードの反対である。 Sellers [Page 52] RFC 1578 FYI Q/A - for Schools February 1994 Usenet News 電子掲示版システムは,元来,Unix共同体とインターネットを通じて 接続できる所で造られた. Usenet News は,世界中のほとんどの国の 何百万もの人によって利用できる会議の場となっている.Usenet News は, 階層構造を持ち,何千もの話題からなっている.主な話題としては,計算機の 話題のための"comp", 娯楽の話題のための"rec", 社会的な話題のための "soc", 科学の話題のための"sci", などがある.その主な話題の中は, また小さな話題に分かれていて,それは,クラシック音楽のための "rec.music.classical", または,医科学の物理学に関係した話題として, "sci.med.physics" のようなものがある. UUCP (Unix-to-Unix CoPy) これは, はじめ,あるUNIXシステムが,ダイヤル式電話回線を通じて他の UNIXシステムにファイルが送れるような,UNIXオペレーティングシステム にて実行できるプログラムだった.今日では,その言葉は,ニュースや,電子 mail を交わすためにUUCPプロトコルを使う,巨大な国際的ネットワークの ことを述べるのに使われるのがより一般的になっている. Virus 計算機システム間で共有される他のプログラムに自分自身を組み入れる ことによって,計算機システム上で自己増殖するプログラム. WAIS (Wide Area Information Server) 単純な自然言語の入力,速い情報入手のための索引を付けた検索,そして, 初期の検索結果が後の検索に影響を与える"適切なフィードバック"機構を 提供する,分散情報サービス. WWW (World Wide Web) スイスのCERNの研究者によって製作された,ハイパーテキストベースの 分散情報システム.利用者は,ハイパーテキストの文章を作り,編集し,拾い読み できる.クライアントとサーバは,自由に利用される.WWWサーバは,利用者が どのスタート地点からもWebをいったり来たりすることができるように, 相互接続されている.それに加えて,WAISや,Gopherのような多くの他のサーバ がWWWサーバに接続されている. Sellers [Page 53]